研究課題/領域番号 |
18634010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (70233666)
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研究分担者 |
永井 隆哉 北海道大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (20243131)
大高 理 大阪大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40213748)
亀卦川 卓美 高エネルギー加速器研究機構, 物構研, 助教 (70195220)
近藤 忠 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20252223)
高橋 博樹 日本大学, 文理学部, 教授 (80188044)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 中性子 / 高圧 / J-PARC / パルス中性子 / 地球内部 / 惑星 |
研究概要 |
本研究では、東海村に建設中のパルス中性子線源J-PARCに、超高圧高温物質科学ビームラインを立ち上げるための準備作業を行うことを目的としている。鉱物物理、結晶学、材料科学などの分野の研究者総勢31名がメンバーとして加わり、今後のサイエンスの動向や、必要とされるビームラインの性能などについて議論を重ねた。2006年5月のキックオフミーティングを皮切りに、ほぼ2ヶ月に一度の割合でメンバーを集め、テクニカルミーティングを開いた。特筆すべきものとして、10月24日、25日の2日間にわたって、物性研究所短期研究会として本科研費での研究課題について、60名ほどの聴衆を集めて活発な討論を行うことができた。 このような流れを受けて、高圧ビームラインの建設を目指した特定領域研究「中性子で拓く地球と惑星の高圧物質科学」(領域代表:八木健彦東大物性研教授)と、超高圧条件に特化した中性子回折測定技術の開発を目指した学術創成研究「強力パルス中性子線源を活用した超高圧物質科学の開拓」(研究代表者:鍵 裕之)を本科研費メンバーが中核となって申請することができた。残念ながら特定領域研究はいま一歩のところで採択されなかったが、学術創成研究は5年計画で採択され、現在は中性子のビーム集光技術の開発や、新しい大容量高圧プレスの開発研究を進めている。 本企画調査研究は次の大きなステップにつながり、成功裏に終了したと自他共に評価できるものとなった。今後はビームライン建設のための大型予算の獲得へ向けて、メンバー一同さらなる努力を重ねる予定である。
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