研究課題/領域番号 |
18636003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
柳父 悟 東京電機大学, 工学部, 教授 (40328513)
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研究分担者 |
安田 恵一郎 首都大学東京, 都市教養学部, 助教授 (30220148)
秋澤 淳 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究院, 助教授 (10272634)
乾 義尚 豊橋技術科学大学, 工学研究科, 助教授 (70168425)
安田 陽 関西大学, 工学部, 助教授 (70268316)
横水 康伸 名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (50230652)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 直流電圧 / 配電電圧 / 超伝導 / システムオペレーション / DC-DCコンバータ |
研究概要 |
現在地球温暖化が進んでいる。太陽電池や燃料電池あるいは風力発電装置からエネルギーが供給されており、いずれにせよ直流で発電されている。家庭電器で使われている機器は直流電源が使用されており、直流で発電されたものが交流になり、それをもう一度直流に変換して使用されるのは極めて効率が低くなり、結果的には炭酸ガス増加に繋がり、地球温暖化に繋がる。エジソンは電力送電技術として直流電圧を採用したが、当時の直流は電圧も使用電圧で負荷が増加すると抵抗のため電力送電が増加し、使用できなかった。しかし、現在は超伝導材料も出来たのでこのようなことは防ぐことができる。また、半導体技術が進歩してくると、電圧変換も直流で可能になった。さらに半導体もシリコンではなくSiCなどになるとどんどん電圧も増加し、損失も少なくなってきた。従ってSiCなどの素子も開発しなければならない。また材料進歩も進み、鉄心材料も高周波かされ、小さい体積で損失も少なくなってきた。このように総合的に考えると直流で送電することが大変活発化することが考えられ、少なくとも配電電圧では直流が将来使用されるようになる。現在唯一の障害は蓄電器にあると考えられ,電気二重層コンデンサなどの開発が進めば、世界各地で直流配電が活用されると考えられる。 著者らはこのような観点から各種開発を行うことは、まず第一に多種多様の開発が進み、なおかつ直流配電技術が実用化されれば地球温暖化防止に役立つ。 電気製品は現在の家庭生活では欠かせないし、地球温暖化を防ぐには原子力発電と再生可能エネルギーに頼らざるを得ない現状を考えると大いに研究を行うべきと考える。
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