研究課題/領域番号 |
18636010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
吉野 博 東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (30092373)
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研究分担者 |
持田 灯 東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (00183658)
富永 禎秀 新潟工科大学, 工学部, 教授 (00278079)
佐藤 威 独立行政法人防災科学技術研究所, 雪氷防災研球センター新庄支所, 支所長 (30142920)
苫米地 司 北海道工業大学, 工学部, 教授 (40102785)
深澤 大輔 新潟工科大学, 工学部, 教授 (40113401)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 積雪 / CFD / 風洞実験 / 屋外観測 / 吹き溜まり / suspension / saltation / 雪面熱収支 / 屋根雪処理 |
研究概要 |
1.風による雪の輸送・堆積現象の解明とその制御に係わる観測、風洞実験およびモデリングの調査 建物の形状や想定している気象条件、測定項目などの観点から国内外で過去に行われた研究事例を分類した。また、既往の数値解析事例おける雪粒子のモデル化や乱流モデルについて比較検討した。 2.雪面の熱収支、積雪時の市街地表面の熱的特性の変化に係わる観測およびモデリングの調査 モデル化に有用な信頼性の高い測定例を収集するとともに、既往の数値モデルの精度、適用範囲を調査し、比較・検討した。 3.雪の貯蔵技術に係わる観測、実験及びモデリングならびに雪エネルギー賦存量の予測モデルの調査 既往の数値モデルの精度、適用範囲を調査し、比較・検討した。また、これらを高精度に予測するための水分収支モデル等の情報を収集した。さらに、融雪量の算定の基礎となる気象情報に関して、利用可能なデータ・ソースを調査した。 4.既存の数値予測モデルの評価 1.〜3.の調査結果に基づき、建築・都市空間における雪の飛散・堆積、積雪面の影響下の放射場の影響等を組み込んだ、積雪環境の高精度の数値解析手法を構築するための基礎的資料を整備した。 5.数値解析技術の克雪・利雪施設の設計、雪国の居住環境デザインへの応用のための検討 既往の克雪・利雪施設、屋根雪処理システム等の設計手法、運用実績を調査し、問題点を抽出した。そして、数値解析を設計プロセスに組み込んだ新たな積雪環境のデザイン手法を確立するために必要とされる開発項目を整理した。
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