研究課題
基盤研究(C)
GPS・RFIDタグ・各種センサやモバイル端末などを無線ネットワークで縦横に連結することで、実世界のヒト・モノの動きをリアルタイムに把握するだけでなく、それらを誘導・管理・制御することが可能になりつつある。ユビキタスネットワーク社会という言葉に、人々の快適で安全な生活を支援し、環境負荷も軽減できる新しい社会基盤への期待が込められている。しかしながら、これらの技術を実際の都市にうまく定着させるにあたって、大きな課題がある。本研究プロジェクトは、ユビキタスネットワーク技術に代表される情報技術と伝統的な都市空間構成技術を融合し、快適で安心できる都市空間を社会にうまく定着させるために必要となる都市空間デザインおよび情報デザインについて、学際的に専門家を集めて研究チームを構成し、人間にとって心地よい都市空間を生み出すための基礎となる融合デザインの原理と共通言語を確立することを目標とする。上記の目的のもと、平成18年度に、3回の研究ワークショップを開催した。第1回「都市空間情報デザイン」研究ワークショップは、2006年9月2日(土)に東京大学柏キャンパス総合研究棟で開催し、研究分担者・協力者から各自の研究と都市空間情報デザインの関係に関して発表が行われた。第2回「都市空間情報デザイン」研究ワークショップは、2007年2月23日(金)に東京大学柏キャンパス総合研究棟で開催し、研究代表者の有川から最新のアーバンコンピューティングの研究動向の紹介が行われ、都市空間情報デザインとの関係を議論した。第3回「都市空間情報デザイン」研究ワークショップは、2007年3月19日(金)に東京大学柏キャンパス総合研究棟で開催し、都市空間情報デザインの研究提案に関して、今後の発展のさせ方に関する討議を行った。
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IEEE Pervasive Computing (to appear)
Proceedings of the Joint Symposium of Seoul Metropolitan Fora and Second International Workshop on Ubiquitous, Pervasive and Internet Mapping, Seoul, Korea, October 23 - 25, 2006, Sponsored by International Cartographic Association
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