研究課題/領域番号 |
18639001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹本 佳司 京都大学, 薬学研究科, 教授 (20227060)
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研究分担者 |
秋山 隆彦 学習院大学, 理学部, 教授 (60202553)
石原 一彰 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40221759)
川端 猛夫 京都大学, 化学研究所, 教授 (50214680)
笹井 宏明 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (90205831)
戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 有機触媒 / 酸・塩基複合型触媒 / 有機求核触媒 / バイオミメティック / 有機塩基触媒 / 有機酸触媒 / 不斉触媒反応 / プロセス化学 |
研究概要 |
18年度は、研究代表者と分担者を中心に全員あるいは一部の関連するメンバーで勉強会(平成18年5月2日、東京:平成18年11月13日、京都)、討論会(平成19年2月15日、京都)、情報交換会さらにシンポジウム(平成18年8月4日、京都)を開催し、「酸・塩基複合型有機触媒の精密設計」について相互理解を図ると共に、現状の問題点と将来性について徹底的に討論を行った。また、シンポジウムについては一般公開を行い「有機触媒」の現状とその重要性を関連分野の研究者と十分に議論することにより、領域横断型の共同研究へ発展させることにより、反応機構の解明や新しい概念を有する触媒の設計に関してブレイクスルーが生まれる可能性を示唆することができた。また特に、若手研究者と大学院学生に広く理解してもらうと共に、その有用性と将来性あるいは問題点について議論し、更に多くの研究者が本研究領域に参加してもらえるように宣伝と啓蒙を行うことができた。 一方、本研究調査企画のもう1つの目的である「現有する有機金属触媒から金属を含まない有機触媒への転換が今後どの程度まで可能になるか、それが日本のモノ作りを支える化学産業界にどのような波及効果をもたらすか」について討論するため、大学研究機関の研究者(有機化学、触媒化学、酵素化学、プロセス化学、グリーンケミストリー、有機工業化学)のみならず、産業界からプロセス化学の専門家を招待し、第2回シンポジウムを開催した(平成19年8月30日)。またこちらから企業研究所で講演を行うことにより、十分な意見交換と社会的および経済的な波及効果の見積もりに関する指導を受け、有機触媒を実用化するうえでの現状の問題点や将来的なテーマ設定について理解を深めることができた。上記の公開シンポジウムや企業研究者との会合を持つことにより、産学の研究者ネットワークを拡大形成することができ、当初の目的を達成することができた。
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