研究課題/領域番号 |
18639005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
本橋 豊 秋田大学, 医学部, 教授 (10174351)
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研究分担者 |
中路 重之 弘前大学, 医学部, 教授 (10192220)
金子 善博 秋田大学, 医学部, 講師 (70344752)
鈴木 圭子 秋田大学, 医学部, 助教授 (10341736)
山路 真佐子 秋田大学, 医学部, 講師 (70299882)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | アジア / 自殺予防 / ネットワーク / 共同研究 / 訪問調査 |
研究概要 |
アジアにおける自殺予防共同研究ネットワークを構築するために、研究代表者および分担者が手分けをして、アジア各国の研究者を訪問し、ネットワーク構築への可能性を打診した。ネットワークへの参加を呼びかけるにあたって、将来の共同研究の具体案の提示(国際会議の開催、研究者の相互交流等)を行った。 各研究分担者が次の国を訪問し、企画調査を行った。 1)韓国・ソウル大学医学部及び釜山大学医学部(佐々木、山路)平成19年2月 韓国の自殺対策の実情、とくに高齢者の社会福祉政策と自殺の関係について調査と意見交換を行った。 2)マーシャル諸島共和国・保健省(鈴木)平成19年1月 マーシャル諸島共和国におけるメンタルヘルス対策の現状と今後の方向性について意見交換を行った。 4)タイ・マヒドン大学(本橋、金子、鈴木)平成19年2月 タイにおける自殺対策の進展状況についての意見交換を行った。とくに、タイ北部のチェンマイ地方において、エイズ罹患との関連で自殺率が高いという状況が明らかになった。 以上の海外の訪問調査を受けて、結果報告会をかねて平成19年2月に、「アジアの自殺予防の現状と課題」に関する会合を秋田大学にて開催した。アジアにおける自殺予防に関する問題は各国で関心が高まりつつあるが、自殺問題に対する一般の関心は低く、社会の関心を高めるための啓発活動が必要であること、各国の社会状況に応じた自殺対策の対応が必要であること(韓国における高齢者問題としての自殺、マーシャル諸島共和国における教育水準の向上と自殺、タイにおけるエイズと自殺等)が討議された。本研究の成果を踏まえて、アジアの自殺予防ネットワークを構築するための会議が日本において開催されるべきだとの意見が確認された。
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