研究課題/領域番号 |
18639010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小池 竜司 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座教員 (50250220)
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研究分担者 |
針谷 正祥 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教授 (20238207)
宮坂 信之 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30157622)
渥美 達也 北海道大学, 大学病院, 講師 (20301905)
関口 直哉 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (70327063)
齋藤 和義 産業医科大学, 医学部, 助教授 (30279327)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | ミューモシスチス肺炎 / 関節リウマチ / TNF阻害薬 / ケースコントロール研究 |
研究概要 |
1 ニューモシスチス肺炎(PCP)症例検討会の実施 本年度初頭の時点で、関節リウマチ患者に対して、TNF阻害薬インフリキシマブ投与中に発生したPCP疑い症例は、17医療機関25症例が把握され、すべての医療機関の共同研究参加の同意が得られた。平成18年5月27日に各医療機関担当医(1施設のみ欠席)および学術専門委員の出席下において症例検討会を開催し、診断の妥当性、各症例の背景因子および臨床上の問題点について議論を行なった。その結果、22症例はPCPの診断は妥当であり、症例集積研究およびケースコントロール研究に堪えうるとの結論が得られた。 2 ケースコントロール研究の実施 上記22症例について、104例の対照群を設定し背景因子や臨床的パラメーターについて比較研究を行なった。その結果61歳以上の高年齢、既存の肺病変、ステロイド薬使用量6mg以上が危険因子として抽出された。またPCP発症時の臨床的特徴として、血清アルブミンの低値、血清IgGの低値が指摘された。HIV感染症などで指摘されている末梢血リンパ球数などはリスク要因として抽出されず、本病態の特殊性が反映されていると考えられた。この結果をもとに、患者背景を考慮したPCP化学予防実施フローチャートの試案を作成した。今後臨床現場においてその正当性について検証していく予定である。 3 研究結果の発表 22症例の症例集積研究およびケースコントロール研究結果を、日本リウマチ学会総会、米国リウマチ学会および厚生労働省関節リウマチ治療研究班会議において発表を行なったところ、国内外の多くの研究者から大きな反響が得られた。現在それぞれの結果を学術論文化し、投稿準備を行なっている。また同様の研究手法を、別のTNF阻害薬であるエタネルセプトおよび他の新規抗リウマチ薬の安全性調査にも応用し、新たな症例集積研究を開始している。
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