研究課題/領域番号 |
18650017
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
西原 清一 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (50026168)
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研究分担者 |
福井 幸男 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (80311596)
水野 一徳 拓殖大学, 工学部, 助教 (20439524)
三谷 純 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (40392138)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 都市モデル / 道路網 / 交通流シミュレーション / グラフィクス / 仮想都市空間 / 都市計画 / 人工物 / メンタルマップ / 交通環境 / シミュレーション / 仮想環境 / 仮想都市 / メディア / 情報 / 都市 |
研究概要 |
仮想都市の道路網におけるミクロレベルの交通シミュレーションを行うシステムを開発し、実験結果を解析した。具体的には、自動生成した仮想都市の道路網について、交通信号・道路設計および物流などの経済活動を含む種々のケースを設定することにより、交通状況の変化を観察できるシステムを開発した。これは、都市や道路網などのデザイン段階から将来予測などの都市計画に示唆を与えることのできるシステムとなっている。都市の諸問題のなかで交通環境の問題について、道路交通において発生する諸現象をシミュレートする手法を提供するものである。 生成した仮想都市環境の中を自転車などでウォークスルーする状況をシミュレートする仮想環境を開発し、改良する。人は未知の都市などの環境を理解するには、その都市をウォークスルーして徐々に理解を進めていく。これはその人の中にメンタルマップが成長していくことと捉えることができるが、本仮想環境システムはそのための心理実験への応用可能性を示した。 さらに、従来から進めている、道路網に対して、区画の自動生成、建物などの人工物の配置、居住・消費・生産などの都市経済ダイナミックモデルの実装、時代変化のシミュレーションなどの機能をより洗練させることを行った。 都市は一つの生命体(有機体)と見なすことができる。実際、都市は、時代とともに自律的に変化して行くものであり、人工物であると同時に自然現象としての側面も備えている。このような観点に立って都市を捉え、都市計画や環境計画におけるコンピュータの応用可能性を拡げるための研究を行った。
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