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エージェントの態度表出における外見と表現の関係の実験的解明

研究課題

研究課題/領域番号 18650034
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

山田 誠二  国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (50220380)

研究分担者 小松 孝徳  信州大学, ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点, 助教 (30363716)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードエージェント / ロボット / 外見の設計 / 知能情報処理 / エージェントの外見 / 内部状態の表出
研究概要

主に家庭内での利用を想定して設計されたロボットエージェントは,人間との協調作業において,自分の状態を人間に簡潔かつ明確に伝える必要がある.そのようなロボットの態度表出において,ロボットの「外見」と表出される「表現」の関係を実験的に解明することが,本研究の目的であった.この関係に対する我々の仮説は,最も有益で基本的な態度のプリミティブである,正・負・中立のような基本的な態度の表出では,動物や人間に類似した外見と行動による表出は不要で,動物や人間の外見とはかけはなれたエージェントによる,単純かつ直観的でささいな表出(subtleexpressions)の方が効果的であるというものである.この仮説が成り立てば,ある種の態度表出においては,エージェントの外見を動物や人間に近づけるために無駄に多大なコストをかけることなく態度をユーザに理解させることが可能となり,エージェントと人間との自然なインタラクションを効率的かつ容易に実現できる.この仮説を広く一般的に成り立つことを理論的,あるいは実験的に示すのは現実には難しいが,我々は,ロロボットらしい外見のMindStromsが単純なビープ音を表出した場合とより複雑な犬に近い外見のAIBOが体の動きやLEDの点滅を組み合わせた複雑な表出をした場合について,どちらが基本的態度を人間により正確に伝えるかを比較する実験を計画,実行し,その結果その仮説が成り立つことを示した.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 人間とエージェントの相互適応と適応ギャップ2006

    • 著者名/発表者名
      山田誠二, 角所考, 小松孝徳
    • 雑誌名

      人工知能学会誌 21・6

      ページ: 648-653

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] How do Robotic Agents'Appearances Affect People's Interpret ations of the Agents'Attitudes?2007

    • 著者名/発表者名
      T. Komatsu, S. Yamada
    • 学会等名
      CHI-2007
    • 発表場所
      San Jose, USA
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 人とロボットの<間>をデザインする2007

    • 著者名/発表者名
      山田誠二 監著
    • 総ページ数
      298
    • 出版者
      東京電機大学出版局
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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