研究課題/領域番号 |
18650089
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
南部 篤 生理学研究所, 総合生理研究系, 教授 (80180553)
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研究分担者 |
知見 聡美 生理学研究所, 統合生理研究系, 助教 (30396262)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 大脳基底核 / 大脳基底核疾患 / ジストニア / 覚醒下記録 / マウス / 小脳 |
研究概要 |
霊長類で用いられている方法に倣い、無痛的に頭部を固定した覚醒下のマウスより、神経活動を記録するシステムを立ち上げたので、引き続き疾患モデルマウスからの記録を行った。 大脳基底核疾患のモデルとして、DYT1ジストニアモデルマウスを取り上げた。ヒトの遺伝性ジストニアの原因遺伝子である異常DYT1遺伝子の産物を過剰に発現するように変異を加えると、運動亢進などの運動異常を示す。これは、米国マウントサイナイ医科大学のShashidharan博士が作成したもので、同博士との共同研究を行った。その結果、淡蒼球、脚内核、黒質網様部などにおいて発射頻度が低下すると同時にバースト発射をしていること、また大脳皮質刺激により、これらの核に長い抑制が観察できることがわかった。さらに、この長い抑制は線条体刺激でも観察されることがわかった。 以上の結果から、DYT1トランスジェニックマウスでは、何らかの要因で大脳皮質-線条体-淡蒼球内節投射(直接路)の活動性が異常に亢進したため、この経路の投射先である視床や大脳皮質を抑制できなくなり、不随意運動が起こっていると考えられた。
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