研究課題/領域番号 |
18650092
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
柴田 実 新潟大学, 医歯学総合病院, 教授 (50196432)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 大脳可塑性 / フラビン蛋白 / イメージング / 末梢神経修復にいがた / 末梢神経再生 |
研究概要 |
I.同一マウスにおける、経時的な経頭蓋的大脳活動状況観察の可能性の検討 まず、コントロールマウスの頭皮をウレタン麻酔下に切開、頭蓋骨を露出し、前肢に振動刺激を与え大脳賦活野モニタリングを行った後、頭皮を縫合し、再評価に備えた。8週後および、さらに8週後、3回目のモニタリング操作を行ったが、経時的な観察が可能であることが判明した。 II.末梢神経電気刺激による大脳賦活野の同定 マウス正中および尺骨神経を露出し、微小電極による電気により、安定して再現性のあるモニタリングを行うことは現在のところ困難であるとの結論に達した。 III.末梢神経切断・修復モデルを作成後、2回(初回手術8週後、その後さらに4週、8週目)に渡って対象神経支配領域の振動刺激または神経直接刺激により特定大脳領野の賦活状態のモニタリングを行うことができたが、2/5頭が麻酔死した。 IV.腕神経叢から分岐した正中神経を切離すると、損傷8時間後には、損傷されていない尺骨、橈骨神経、筋皮神経振動刺激による知覚の閾値が下がり、損傷した正中神経領域刺激により正中神経以外の神経から刺激により、それぞれの大脳賦活野がモニタリングされるという新しい知見が得られた。しかし、損傷された正中神経領野は賦活されていなかった。 以上の成果から、今後あらたに、神経移植を加えて左右末梢神経交叉し、左右支配に関する大脳可塑性について研究を準備、開始している。
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