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詳細な人体解剖情報を加えた、新しい筋骨格コンピュータモデルによる関節運動の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18650152
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関名古屋大学

研究代表者

木山 喬博  名古屋大学, 医学部, 助教授 (10177941)

研究分担者 河上 啓介  名古屋大学, 医学部, 助教授 (60195047)
長谷 和徳  名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (10357775)
宮津 真寿美  名古屋大学, 医学部, 助手 (50335056)
研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード筋 / シミュレーション / 人体解剖 / 運動 / 筋骨格モデル
研究概要

筋骨格コンピュータモデルのための基礎情報となる骨や筋の形態モデルは、1970年代から1980年代前半に遺体を使った解剖学的情報や生体のX-P、CT、MRIの画像情報から作製されたものである。この時代における計測機器の精度から推測すると、検証する必要があると考える。一方、これまで筋骨格コンピュータモデルの情報に使用されている筋の起始や停止の情報は、骨に付着することを前提に採用されている。われわれの詳細な肉眼解剖的観察により、筋の起始や停止が隣接する筋に始まったり終わったりすることが分かってきており、その力学的作用が関節運動へ影響をおよぼすことが考えられるが、それらの情報も既存の筋骨格コンピュータモデルには組み込まれていない。そこで、詳細な肉眼解剖学的情報を組み入れた、新しい筋骨格コンピュータモデルを作成し、詳細な関節運動学の解析へ萌芽させることが目的である。そのため、本研究課題では、股関節周辺の筋骨格コンピュータモデルの作製に必要な、主に大殿筋を中心とする三次元的な筋の位置や、詳細な筋線維の始まりや終わりの位置の情報収集を、解剖学的に行った。その結果、大殿筋を中心とする股関節周辺の筋群の三次元的視点からの筋の位置を明らかにした。また、大殿筋の筋線維が終わっている大腿四頭筋の部位やその形状、大殿筋が始まっている中殿筋や胸腰筋膜の部位や形状を明らかにした。本情報を既存の筋骨格コンピュータモデルに組み込むことにより、より現実に近い新しい筋骨格コンピュータモデルを作製することができる状況になってきた。本研究により得られた結果を既存のプログラムに入力し、早急に新しいプログラムの完成に導いていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 大殿筋と中殿筋の位置2006

    • 著者名/発表者名
      河上敬介, 今井和泉, 磯貝香
    • 雑誌名

      理学療法 23・7

      ページ: 983-987

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 中殿筋と小殿筋の位置と形2006

    • 著者名/発表者名
      河上敬介, 今井和泉, 磯貝香, 小林邦彦
    • 雑誌名

      理学療法 23・8

      ページ: 1103-1107

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 股関節外旋筋群の停止付近の位置と触察のポイント2006

    • 著者名/発表者名
      河上敬介, 今井和泉, 磯貝香, 小林邦彦
    • 雑誌名

      理学療法 23・9

      ページ: 1215-1219

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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