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ダンス・セラピスト養成カリキュラムの福祉援助技術教育への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18650172
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 身体教育学
研究機関日本社会事業大学

研究代表者

八木 ありさ  日本社会事業大学, 社会福祉学部, 准教授 (80249648)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードダンス・セラピー / 社会福祉援助技術教育 / 身体性 / 即興的表現 / 養成カリキュラム / 福祉援助技術
研究概要

研究1)ダンス・セラピスト養成プログラムの中で中核を占める、からだの在り方に気づき、非言語コミュニケーションを深めるための学習課題を含んだプログラムを考案し実施し、受講者の反応を検討した。
結果(1)プログラムを通じて受講者が身体に注目することの意味を感じるようになるという学習成果を得た。また,この「身体性を重視した社会福祉援助技術演習プログラム」が,ソーシャルワークの基盤となる自己と他者の理解や,人間の多様性を受け入れる態度にふれる体験を重ねながら,きめつけずに,相手を尊重し自分も尊重できるよう,自己のありようを常に吟味し続ける力を準備する上で役立つことが示唆された。
結果(2)ダンス・セラピスト養成の学習課題のうち、特に、非言語的表現による自発的で即興的なやりとりの連鎖を体験する,という特性が「援助技術の体験的理解」の学びを深め,また福祉援助技術の背景となる他者との関係形成能力への意識を高め,さらに自己や他者の内的状態と適合した関係のあり方を探る力を涵養することに役立つことが示唆された。
研究2)ドイツのダンス・セラピスト養成教育における即興的身体活動の機能を明らかにするために,演劇的手法としての即興表現の歴史,舞踊文化における位置づけ,認識的な過程としての経験世界を探った上で,ドイツ・ダンス・セラピーでの用法について議論した。その結果、ダンス・インプロヴィゼーションは,発見,本能的意思決定,記憶,忘却,時間や空間などの尺度を他者と共有する,身体的なプロセスと理解することができる。また、この過程や特性がセラピューティックなセッティングで有効に働き,認知的事象と感情とのすりあわせ,また内的感情を外に表現する道を探すうえで有効であると考えられていることが明らかになった(英文)。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ダンス・セラピスト養成の学習課題を導入した援助技術演習指導に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      八木ありさ
    • 雑誌名

      日本女子体育連盟『学術研究』 24

      ページ: 67-78

    • NAID

      130003708736

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 身体経験による理解を重視した社会福祉援助技術演習指導の効果に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      八木ありさ
    • 雑誌名

      日本社会事業大学『研究紀要』 54

      ページ: 151-164

    • NAID

      40016179320

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] Improvisational Body Expression and Its Functions in Dance Therapy2007

    • 著者名/発表者名
      YAGI, Arisa
    • 雑誌名

      Journal of Social Policy and Social Work 12

      ページ: 15-32

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 身体性を重視した社会福祉援助技術演習プログラムの作成と実施に基づく効果に関する検討2006

    • 著者名/発表者名
      八木ありさ
    • 雑誌名

      JAPEW 学術研究 23

      ページ: 17-33

    • NAID

      130003855344

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] ダンス・セラピーにおける空間の機能2007

    • 著者名/発表者名
      八木ありさ
    • 学会等名
      ダンスセラピー学術研究大会第16回名古屋大会
    • 発表場所
      名古屋学芸大学
    • 年月日
      2007-09-02
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] ダンス・セラピーの理論と方法2008

    • 著者名/発表者名
      八木ありさ
    • 総ページ数
      275
    • 出版者
      彩流社
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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