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インターネットを用いたうつ病予防のための自己学習プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18650191
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用健康科学
研究機関愛媛大学 (2007)
筑波大学 (2006)

研究代表者

谷向 知  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90361336)

研究分担者 川西 洋一  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80375493)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード認知行動療法 / インターネット / うつ病 / 認知療法 / 学習プログラム / 予防
研究概要

うつ病への介入として認知行動療法(cognitive-behavioral treatment;CBT)が注目されている。CBTは従来の精神療法のように対面で行うほかに、自習書やコンピュータプログラムによる独習でも効果があることが海外で報告されているが、本邦では自習書は増えているものの、CBTに対するオンライン・リソースは少ない。そこで、CBTプログラムを開発し、http://www.cocoaicomにアップロードした。その訪問者80名(平均年齢30.4±7.5歳)を対象にその有用性を検討した。まず、Center for Epidemiologic Studies Depression Scale(CES-D)を用いて現在のうつの程度を評価した後、各自がオンラインCBTプログラムを実行した。このプログラムは6つのステップ(認知療法ってなに?、ライフイベント、自動思考、認知の歪み、自分の認知の見つけ方、対処法)から構成され、利用者のプログラム利用時間はデータベースに記録された。プログラム終了後、アンケートにより、プログラムの面白さやGBTの理解度などを検討した。本研究は筑波大学医の倫理委員会にて承認されており、対象者にはプライバシーに関する守秘義務を遵守し、匿名性の保持に十分な配慮をすることを書面にて説明し、同意を得た。対象者のCES-D平均は13.7±10.2であり、プログラムの平均利用時間は34分であった。プログラム利用後のアンケートでは約7割が、プログラムが面白く、認知療法をよく理解できたと答えた。その一方で、「今後、自分が抑うつ状態になったときにやってみたいですか?」の質問に対して「やってみたい」と答えた人数は約3割にとどまった。オンラインCBTプログラムは比較的短時間で利用者のCBTに対する理解を深めることができた。オンラインCBTプログラムはインタラクティブ性を有しており、それがさらなる理解の-助になっている可能性が考えられた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] インターネットを用いた精神障害の動向調査2007

    • 著者名/発表者名
      矢作 千春 他
    • 雑誌名

      精神医学 49 (3)

      ページ: 301-309

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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