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知的障害児童生徒の衣生活における色彩嗜好

研究課題

研究課題/領域番号 18650204
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生活科学一般
研究機関秋田大学

研究代表者

石黒 純一  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (00193300)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2008年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード知的障害 / 衣生活 / 色彩嗜好
研究概要

1. 目的 : 本研究は特別支援学校に在籍する知的障害児童生徒の衣生活における色彩嗜好の傾向について障害の事由に関連付けて解析し, 彼らの将来の生活の自立に向けた衣生活指導方策を探ることを目的とする。
2. 方法 : 祖父母・両親・兄弟よりなる6人家族をイラスト化した線画について, 色鉛筆による塗り絵を描いてもらい, 各モデル・アイテムに使用した色彩傾向について解析した。また, 特別支援学校における行事等にての障害児童生徒の着衣状況を写真撮影し, 着衣の色彩状況を記録し解析した。総合的な考察により, 彼らの色彩嗜好状況を求めた。
3. 結果および考察 : 小学部の児童において, 塗り絵における色選択の傾向は寒色系であり, かつ, 少ない色数という特徴がみられた。私服通学であることから着衣色の観察が可能であったが, 親が意識的に子供らしい色を選択している傾向がみられた。中学部の生徒の塗り絵においては, 絵モデルの性別, 年代別に対するステレオタイプな色選択が多かった。一方では, 髪色や肌色に逸脱色傾向がみられた例が多数みられた。日常着の着衣については, 親の準備・提供によるものが多く, そのまま受け入れる傾向がみられた。高等部の生徒の塗り絵においては, 知的障害の程度に依存し, 障害の程度が低い場合は色使い・配色調和等問題なかった。-方, 障害の程度が中程度の場合, 特に肌色について逸脱色彩を選択する傾向が多かった。日常着の着衣について, 障害の程度が低い場合は健常な高校生と差異がなく, 卒業後を意識した衣類選択を行うようになっていた。-方, 障害の程度が中程度で逸脱色彩嗜好のある場合は親の用意した衣服をそのまま受け入れていた。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 知的障害児の色彩選択と家庭科教育への応用2008

    • 著者名/発表者名
      石黒純一
    • 学会等名
      日本家庭科教育学会東北地区会
    • 発表場所
      コラッセ福島(福島市)
    • 年月日
      2008-11-15
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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