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軽度発達障害児のための絵記号コミュニケーション学習モデルと学習支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18650243
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関北海道教育大学

研究代表者

村田 育也  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (80322866)

研究分担者 井筒 勝信  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (70322865)
田実 潔  北星学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (00337007)
辰己 丈夫  東京農工大学, 総合情報メディアセンター, 准教授 (70257195)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード障害児教育 / 高機能自閉症 / 学習支援システム / コミュニケーション / 絵記号 / 学習モデル
研究概要

前年度,被験者A(小学5年生男子,高機能自閉症)にJIS絵記号313枚を見せて,それらの意味を問い,JIS絵記号すべてについて被験者が理解できる意味データを収集した.今年度は,このデータを用いて,絵記号を使った2種類約30問のコミュニケーション課題を作成し,Aと健常児2名(小学6年生女子,小学4年生男子)に対してこれらの課題を与え,その答え方の違いに着目して,Aのための絵記号コミュニケーション学習支援システムのプロトタイプを,CTAT(Cognitive Tutors Authoring Tool)を用いて試作した.
コミュニケーション課題の結果から,AはJIS絵記号を個別の絵として解釈してしまい,絵記号を抽象化したシンボルとして捉えること,それらを関連付けることが,健常児に比べて困難であることがわかった.そこで,Aが絵(具体)として捉えていた絵記号を,より言語(抽象)に近いものとして抽象化して理解し,それらを関連付けて解釈できるようになることを目的として,絵記号コミュニケーション学習支援システムのプロトタイプを,CTATを用いて試作した.問題は14問あり,与えられた絵記号3〜4枚の組み合わせを見て,3〜4の選択肢から適切な語句を選んで,正しい意味の文を作成するもので,答え方に応じてヒントを示しながら間違いに気付かせ,正解に導くように作られている.ただし,ヒントに絵記号が入っていないこと,選択肢が別々に正誤を判定されることが,今後の課題としてあげられる.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Cognitive Tutorを用いた絵記号コミュニケーション学習支援システムの開発-高機能自閉症児への適用事例-2007

    • 著者名/発表者名
      村田育也, 田実潔, 井筒勝信, 松田昇, 辰己丈夫, 山本英未
    • 学会等名
      教育システム情報学会第32回全国大会
    • 発表場所
      信州大学工学部
    • 年月日
      2007-09-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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