• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

被災アーカイブズの最速乾燥システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 18650263
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 文化財科学
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

青木 睦  国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 准教授 (00260000)

研究分担者 服部 哲則  東京学芸大学, 教育学部, 講師 (40262224)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアーカイブズ / 真空凍結乾燥 / マイクロ波 / 減圧 / 遠赤外線 / 災害 / 保存科学 / アーカイプス
研究概要

平成18・19年度、真空凍結乾燥機と「最速乾燥システム」の比較解析、乾燥システムの検証を行った。比較指標となる繊維組成・繊維細胞状態や添加物の変質のデータを採取した。測定機器として、下記のものを用いた。
○ハイパードライ(最速乾燥システム)、[日本バイオコン株式会社、開発用ラボ機HD-LAB]専門的知識提供を日本バイオコン株式会社にえて、乾燥テストを実施した。
○新規真空凍結乾燥機による性能テストを実施した。
これらの分析によって、被災アーカイブズ状態→乾燥後の繊維を観察して、繊維組成・繊維細胞状態や添加物の変質について明らかにした。「最速乾燥システム」の被災アーカイブズ復元に関わる時間的経費節約さらに効率化がもたらす特徴は検証した。真空凍結乾燥では、2日間-48時間の乾燥時間が必要である。一方、ハイパードライ(最速乾燥システム)の場合、40分で終了した。しかし、比較指標となる繊維組成・繊維細胞状態や添加物の変質を観察すると、自然乾燥時の変質と同様の状態になることが明らかとなった。今後は、変質の程度を軽減するため、ハイパードライ(最速乾燥システム)の操作方法の改良が必要であることが判明した。また、改良によってよりよい乾燥結果を得られることも検証できた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] アーカイブズ保存の理論2008

    • 著者名/発表者名
      青木 睦
    • 雑誌名

      国立公文書館刊『アーカイブズ』 第32号

      ページ: 1-18

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 大量水害アーカイブズの救助システム-送風・低温除湿乾燥の事例2007

    • 著者名/発表者名
      青木 睦
    • 雑誌名

      『文化財保存修復学会 第29回大会研究発表要旨集』

      ページ: 78-79

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 史料保存と危機管理-アーカイブズの地域保存活動2007

    • 著者名/発表者名
      青木 睦
    • 雑誌名

      『神奈川地域史研究』 第25号

      ページ: 15-29

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 大量水害アーカイブズの救助システム-送風・低温除湿乾燥の事例2007

    • 著者名/発表者名
      青木 睦
    • 学会等名
      文化財保存修復学会 第29回大会
    • 発表場所
      静岡市民文化会館
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi