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海棲哺乳類の幹細胞分化に対する新規汚染物質ペルフルオロオクタンスルホン酸の影響

研究課題

研究課題/領域番号 18651026
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 放射線・化学物質影響科学
研究機関北海道大学

研究代表者

星野 広志  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 客員研究員 (00419954)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード体性幹細胞 / 海棲哺乳類 / 骨分化 / 幹細胞 / 細胞分化 / 脂肪細胞 / 化学発癌 / 発達異常 / テロメラーゼ
研究概要

1)アザラシ脂肪組織由来の体性幹細胞をもとにした培養細胞系の確立
ゴマフアザラシ脂肪組織由来の間質間葉系細胞の不死化を目的とし、ヒトテロメラーゼ遺伝子を組み込んだレトロウイルスベクターを用いて細胞にヒトテロメラーゼ遺伝子を強制発現させたところ、ベクターを感染させていない細胞では30PDLsで細胞増殖の停止が見られたが、感染細胞では60PDLsでも増殖が停止しなかった。しかし、60PDLsまで継代した細胞では脂肪細胞への分化能が大幅に低下した。
また、アザラシ脂肪組織由来の間質間葉系細胞の多分化能について検討するため、骨分化誘導実験を行ったところ、骨芽細胞の初期マーカーであるアルカリホスファターゼ活性が高い細胞が生じた。
2)ペルフルオロオクタンスルホン酸の体性幹細胞分化に対する影響
平成18年度までにゴマフアザラシにおいて体性幹細胞を含む間質間葉系細胞を脂肪細胞に分化させる方法を確立している。平成19年度はこの方法を用いて、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)がアザラシ脂肪組織由来の間質間葉系細胞が脂肪細胞分化する過程に対する影響を調べた。しかし、野生動物から検出されている濃度(0.04-4ppm)のPFOSは体性幹細胞が脂肪細胞に分化する過程において脂質の細胞内への蓄積や脂肪細胞マーカー遺伝子発現に影響を与えないことが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Persistent organic chemicals pollution of pinnipeds living in the Sea of Okhotsk.2007

    • 著者名/発表者名
      星野 広志
    • 学会等名
      米国環境毒性化学学会
    • 発表場所
      米国ミルウォーキー,ミッドウエストエアラインズセンター
    • 年月日
      2007-11-14
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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