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多重反射方式マイクロカンチレバーアレイを用いた高感度バイオセンサーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18651056
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 ナノ材料・ナノバイオサイエンス
研究機関京都大学

研究代表者

小林 圭  京都大学, 産官学連携センター, 助教 (40335211)

研究分担者 山田 啓文  京都大学, 工学研究科, 准教授 (40283626)
桑島 修一郎  京都大学, 工学研究科, 助教 (80397588)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード走査型プローブ顕微鏡
研究概要

本年度は、カンチレバーを用いた周波数検出型バイオセンサーにおいて、その最小検出質量を決定する周波数ノイズを定量的に予測するモデルを考案し、また実際にノイズ評価を行うことで、その妥当性を評価した。
従来、カンチレバーの共振周波数を検出する周波数検出型のバイオセンサーでは、その変位を検出する変位検出系のノイズによって周波数ノイズが決定されると考えられてきた。つまり、周波数変調(FM)通信と同様に取り扱われてきたのである。しかしながら、実際にバイオセンサーで用いられるカンチレバーの機械的Q値は非常に低く、しばしば10以下となるため、そうした取り扱いが妥当であるかについては疑問視されてきた。
我々は、変位検出系のノイズが自励発振ループ内で発生することを考慮に入れた、カンチレバーの周波数ノイズを定量的に予測するモデルを考案した。これにより、低Q値のカンチレバーの周波数ノイズも正確に予測することができるようになった。また、この妥当性を実際に液中で自励発振させたカンチレバーの周波数ノイズを計測することにより確認した。
一方、カンチレバーの変位検出系の低ノイズ化対策をさらに進め、10fm/√Hz以下を達成した。また、このように十分に変位検出系を用いた場合、カンチレバーの変位をセンサー出力とする変位検出型のバイオセンサーにおいて、本研究課題で提案した多重反射方式のカンチレバーセンサーは平行レーザ光を用いれば、感度の向上に大きく寄与できることを示すことができた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Improving sensitivity in electrostatic force detection utilizing cantilever with tailored resonance modes2007

    • 著者名/発表者名
      K, Kimura, K.Kobayashi, K.Matsushige, H.Yamada
    • 雑誌名

      Appllied Physics Letters 90・05

      ページ: 53113-53113

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] Appllied Scanning Probe Methods VI2007

    • 著者名/発表者名
      Hirofumi Yamada, Kei Kobayashi
    • 出版者
      Springer
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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