研究課題/領域番号 |
18651065
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ナノ材料・ナノバイオサイエンス
|
研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
二又 政之 独立行政法人産業技術総合研究所, 界面ナノアーキテクトニクス研究センター, 主任研究員 (20344161)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | 走査プローブ顕微鏡 / 分子認識 / 表面・界面物性 / 超薄膜 / 触媒・化学プロセス |
研究概要 |
今年度は、以下の点について研究を進めた。1)局所電場の理論計算により、全反射配置でのプリズム底面の吸着分子の赤外吸収強度の金属ナノ粒子集合体による増強度を計算した。実験的に、シリコンプリズム/白金ナノ粒子/電解質溶液界面化学種の測定を行い、計算結果と対比することで、金属表面プラズモンによる赤外吸収効果と、金属ナノ粒子接合部の電場増強について、定量的に解析した。これにより最適な金属ナノ粒子構造・集合状態を明らかにした。2)近接場測定の用金属コートしたプローブがプリズム/金属ナノ粒子上の吸着分子に近接したときの付加的な吸収増強効果について、理論計算により検討した。特に後者について、入射角やチップの形状・サイズ・材質による増強効果を定量的に解析した。実測値と対応付けて、その解析を進めた。3)それらの結果を用いて、超解像振動分光のための最適な試料系・プローブ構造を見出し、全反射光学系/溶液セル/電位制御用IT0電極に金属ナノ粒子を固定したものをAFMと組み合わせて、溶液/金属ナノ粒子界面のナノ構造と同時に、近接場振動スペクトル測定に成功した。
|