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人の動作の冗長性の映像解析によるオンライン抽出

研究課題

研究課題/領域番号 18651077
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関京都大学

研究代表者

水山 元 (2008)  京都大学, 工学研究科, 講師 (40252473)

牧 淳人 (2006-2007)  京都大学, 情報学研究科, 准教授 (60362414)

研究分担者 水山 元  京都大学, 工学研究科, 講師 (40252473)
田中 和人  同志社大学, 工学部, 准教授 (50303855)
研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードモーションキャプチャ / 技能動作 / 動作習得 / 動作教授 / 身体知 / インタラクション / 機械学習 / 画像認識 / 情報システム / 認知科学 / ヒューマンセンタード生産
研究概要

今年度も,昨年度に引き続き,中華鍋操作の基本動作を一例にとりあげ,技能動作習得過程に関する基礎的な分析を進めた.まず,動作を,マーカの軌道や主成分得点の時系列推移によって特徴付けしたが,これでは,教師のアドバイスと非熟練者の習得過程との関連については十分な考察は困難であった.そこで,中華鍋操作の基本動作が周期的な動作であることに注目して,動作の基本周期,基本周波数の寄与率,標準偏差,位相差の四つの評価指標を用いて動作の詳細な特徴付けと考察を行った.この結果,習得過程におけるアドバイスの影響を示すことができ,習熟度によってアドバイス内容に差異があること,非熟練者によってアドバイスの解釈が異なること,などがわかった.また,非熟練者の状態変化を適切に把握するためには,外から観察するだけでは不十分であり,非熟練者と教師のやり取りなど,その状態に至るまでの経緯に対する理解が求められることが示された.教師は,アドバイスとそれによる動作の変化をみながら,非熟練者の状態に関する理解を深め,それに応じて,その都度アドバイスを追加・変更し,非熟練者の動作を矯正していく.このことは,アドバイス付きの技能動作の習得過程は,非熟練者が動作のコツを理解し,習得していく過程であるだけではなく,その非熟練者の状態を,教師がインタラクションを通じて把握していく過程でもあることを示している.したがって,技能動作習得過程の支援のためには,非熟練者の状態に関する理解を容易にするような,教師とのインタラクションの設計が一つのポイントとなる.

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] A State Transition Model for the Process of Teaching Skilled Motion2008

    • 著者名/発表者名
      K. Yamada, H. Mizuyama
    • 学会等名
      The 9th Asia-Pacific Industrial Engineering and Management Systems Conference
    • 発表場所
      Bali Indonesia
    • 年月日
      2008-12-04
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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