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生きた細胞で代謝調節を視覚化する技術

研究課題

研究課題/領域番号 18651094
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 基礎ゲノム科学
研究機関東京大学

研究代表者

伊藤 隆司  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90201326)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード代謝物 / Sアデノシルメチオニン / 蛍光レポーター / 遺伝子回路 / ポジティブフィードバック / FRET / 蛍光蛋白質 / ペリプラズム結合蛋白質 / 酵母 / 円順列変異
研究概要

S-adenosylmethionine(SAM)は生体分子への主要なメチル基供与体であり、非常に多くの代謝経路に関与する重要な代謝物である。SAMの動態解析から、代謝調節や細胞周期等の動態をより深く理解するための重要な基礎的知見が得られるど期待されている。食品・醸造産業ではSAMの高生産が重要な課題とされており、その動態解析には応用面からの要望も高い。しかし、SAMは不安定な化合物であり、分析化学的手法による計測が困難である。計測できたとしても細胞の破砕を伴うことから連続的にリアルタイムで計測するまでには至っていない。そこで非破壊的計測が可能なシステムの構築を試みた。
SAMセンサー部分としてはSAMをコリプレッサーとする大腸菌のDNA結合蛋白質MetJを利用し、MetJにVP16転写活性化ドメインおよび蛍光蛋白質Venusを連結したセンサーレポーター分子をデザインし、この遺伝子をmetオペレーターの下流に挿入した。細胞内SAM濃度が上昇すると、このセンサーレポーターにSAMが結合し、metオペレーターへの親和性が増大する。その結果、自身をコードする遺伝子の発現を上昇させるというポジティブフィードバックが作用する。このフィードバックの作用は
Venusの蛍光強度変化として検出することができる。この蛍光を測定することにより細胞内SAM濃度の動態を追跡できる。この系で、実際に培地中Met濃度変化や代謝経路の変異による細胞内SAMの変化の検出に成功した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 生細胞における代謝物の動態解析:S-adenosylmethionineセンシングシステムの開発2007

    • 著者名/発表者名
      梅山大地、岡田悟、太田一寿、伊藤隆司
    • 学会等名
      日本分子生物学会・日本生化学会合同年会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-12-14
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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