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術数学の学問的輪郭と理論構造

研究課題

研究課題/領域番号 18652005
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 中国哲学
研究機関京都大学

研究代表者

武田 時昌  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50179644)

研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード中国哲学 / 術数学 / 五行大義 / 医心方 / 呂才 / 大唐陰陽書 / 陰陽五行 / 科学思想史
研究概要

1 術数学基礎資料のデータベース作成
『五行大義』『医心方』の電子テキスト化し、引用書ごとに類別した。ただし、いずれも異体字処理を含む本文校訂作業が不完全であるために(『五行大義』は巻二まで、『医心方』は巻一、二を完了)、HP上での公開は一部に止まっているが(http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~takeda/)、今後も作業を続行するつもりである。
2 術数学の理論構造の分析的考察
『階書』経籍志に著録された術数書について、その系譜化を試み、理論的な考察を行った。さらに、唐代の陰陽書で最も影響力があったと思われる呂才撰『陰陽書』に注目し、日本に残存する『大唐陰陽書』の諸本を調査し、その内容を考察した。その研究成果の一部は「漢字と情報」13、14号に掲載した。
また、諸分野の研究者を集めて共同研究会を開催し、『五行大義』『医心方』の読解を試みた(2006年6月から2007年2月までそれぞれ月1回)。そこで検討した結果は、現在XML文書形式によってマークアップ・テキスト化しており、上記の術数書データベースにリンクさせた訳注データベースとして今後に公開する予定である。
3 術数学の国際ワークショップの開催
9月21-23日に京都行われた第6回日韓科学史セミナーと共催の形で韓国及び日本在住の韓国人研究者を招聘し、9月20日に中国人研究者を含む東アジア科学史研究者による術数学研究集会を開催した。また、9月22日のセミナー・シンポジウムでの研究発表(発表題目:西学受容と近世の科学知識)において、東アジア世界の科学文化を考究するうえで術数学という科学思想史的なアプローチが必要であることを指摘し、今後に本格的な共同研究プロジェクトの立ち上げを提言した。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 呂才撰『大唐陰陽書』残巻2006

    • 著者名/発表者名
      武田 時昌
    • 雑誌名

      漢字と情報 13

      ページ: 6-7

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 新蔵新蔵博士の迷信研究-『大唐陰陽書』購入余話2006

    • 著者名/発表者名
      武田 時昌
    • 雑誌名

      漢字と情報 14

      ページ: 4-5

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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