研究課題/領域番号 |
18652064
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 日本社会事業大学 |
研究代表者 |
斉藤 くるみ 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (30225700)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2008年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 英語教育 / IT / バリアフリー / 視覚障害 / 聴覚障害 / 英語 / 英語教育教材 / 認知 / 言語認知能力 / 言語発達 / 自習ソフト |
研究概要 |
視覚障害・聴覚障害を持つ学生が大学で学ぶ際に最も困難の科目のひとつが英語である。一方、彼らの英語学習意欲は高まる一方である。インターネットの発達もあり、視覚障害・聴覚障害を持つ人にも、国際的に活躍する可能性が広がっているからである。彼らのための英語学習の方法や教材の開発を行った。文字や手話だけによる教授法・教材と、音声だけによる教授法・教材を開発することによって聴覚障害を持つ学生も視覚障害を持つ学生も英語を習得することが容易になることを目指した。前者では日本手話の画像と文字を同時に提示し、英単語はろう者の認知能力に合わせた文字の移動を取り入れ、文は右から左に流れるようにした。これは英検や英語圏のニュースの文字放送に対応したものである。後者には音声の速度を自然な速度と学習者用の二種類用意した。この二つの教材をひとつの自習教材に盛り込むことによって、難聴の学生や弱視の学生などが、どの程度視覚に頼るか、どの程度聴覚に頼るかを個別に調節できるようにした。一般の学生でも聴覚的学習が得意な学生と視覚的学習が得意な学生がいるため、この教材の開発はあらゆるタイプの学生の英語の自習に有効である。さらに同じ教材を基に、ITを駆使して、お互いにコミュニケーションを取り、英語の運用能力を高めることを目指した。すなわち教材をスカイプに導き、教員との個別指導や、障害を越えた学習者同士のディスカッションに利用するのである。さらに海外の英語話者や英語学習者とも会話することを奨励する。フォーカス・オン・フォーム等、英語教育の最新理論やITの活用を応用して,障害も国境も越えたコミュニケーションのバリアフリーを目指す教材のモデル提示した。
|