研究課題/領域番号 |
18652067
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | サイバー大学 (2007) 早稲田大学 (2006) |
研究代表者 |
菊地 敬夫 サイバー大学, 世界遺産学部, 准教授 (10367112)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 史料学 / エジプト学 / 考古学 / 比較文明学 / 画像工学 / エジプト / 死生学 / 宗教 / 比較文明論 |
研究概要 |
1.撮影データの画像処理 昨年度の現地調査で撮影したアメンヘテプ3世王墓の「アムドゥアト書」のなかで、埋葬室東壁に施されている部分に関して、試験的に画像処理ソフトを利用してつなげる作業を行った。その結果、分割された画像記録と比較して、記録対象(アムドゥアト書)の研究と理解のために、優れたアーカイブの形態であることが証明された。 また、このような処理を行った画像からデジタル・トレースを作成することを試みた。写真とトレースを組み合わせたアーカイブは、有効であると判断された。 2.撮影機材、PC,画像処理ソフトの選定 撮影データを加工処理するなかで、今後のデジタル・アーカイブ作成のために有効なソフト、ハードについて検討した。撮影に用いるデジタル一眼レフカメラは、2000万画素程度の能力を持つものを使用した場合、1000万画素のカメラと比べて、撮影カット数を大きく減らすことができることがわかった。 3.現地調査 平成20年2月〜3月にかけて、エジプト・アラブ共和国ルクソール西岸の王家の谷に位置するアメンヘテプ3世王墓で、「アムドゥアト書」のデジタル撮影を実施した。前項にも述べたように、今回の撮影には、1000万画素と2000万画素のデジタル一眼レフカメラを利用した。この調査には、研究協力者としてデジタル撮影とその画像処理の専門家が参加した。研究と現地調査の実施を通じて、研究組織を確立することができた。 4.成果公開 11月に開催された第25回比較文明学会大会において、「死」との向き合い方について-古代エジプト人から学べること-と題して、研究成果を発表した。
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