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建国神話と考古資料から見る黎明期の古代マケドニア王国に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18652071
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関静岡大学

研究代表者

澤田 典子  静岡大学, 人文学部, 准教授 (50311650)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードマケドニア / ギリシア / 建国神話 / 考古資料 / フィリポス2世 / アイデンティティ / ヘロドトス / フィリポスコ世 / ヘラクレス / アイガイ
研究概要

最終年度となる今年度は、黎明期(前7世紀半ば〜前5世紀)の古代マケドニア王国史を、断片的な文献史料と近年の考古資料との整合性の検証を軸として解明するという研究目的のため、前年度までに行なったマケドニア王国の建国神話についての分析と、マケドニア王国に関する考古資料の整理・検討を踏まえて、建国神話と考古資料の整合性を検証しながら神話の史実性についてさらに考察を深めた。建国神話を中心とした史料から読み取れる初期のマケドニア王国史について、ギリシア世界との関係という側面からも考察し、その成果は、論文「前5〜4世紀のマケドニアとギリシア世界」(平成21年度掲載予定)にまとめた。また、これまでの考察を総括したうえで、初期のマケドニア王国の「独自性」について、マケドニア王家と貴族層というエリート社会に焦点を絞って検討し、同時代のポリス世界とは異なるマケドニアの社会のあり方を、論文'Social Customs and Institutions:Some Aspects of Macedonian Elite Society'(平成21年度掲載予定)にまとめた。これらの作業を通して、マケドニア人のアイデンティティという、今後の研究につながっていく大きな問題についても考察し、初期のマケドニア王国における彼らのアイデンティティの形成・展開過程がその後のマケドニアとギリシア世界の関係史において重要な意味を持つことを明らかにした。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 古代アケドニア王国の建国伝説をめぐって2007

    • 著者名/発表者名
      澤田 典子
    • 雑誌名

      古代文化 58-3

      ページ: 23-40

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] マケドニア王家とオリュンピア祭2007

    • 著者名/発表者名
      澤田 典子
    • 雑誌名

      静岡大学人文学部人文論集 58-1

      ページ: 77-97

    • NAID

      110007523203

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 回顧と展望 : 古代ギリシア2006

    • 著者名/発表者名
      澤田典子
    • 雑誌名

      史学雑誌 115-5

      ページ: 310-314

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] アカネ 最期の輝き2008

    • 著者名/発表者名
      澤田 典子
    • 総ページ数
      290
    • 出版者
      岩波書店
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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