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リスクとリターンを考慮に入れたマネジメント・コントロール・システム

研究課題

研究課題/領域番号 18653039
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関早稲田大学

研究代表者

小林 啓孝  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (40062187)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードリスク / リターン / RAPM / イールド・マネジメント / レベニュー・マネジメント / イールド・マルジメント
研究概要

本研究の研究目的は,不確実性のもとでの企業経営に対するマネジメントツールに有用性を加える試みとして,リスクとこれに対するリターンを考慮に入れたマネジメント・コントロールめあり方を探求することであった。具体的には,(1)RAPM(risk-adjusted performance measurement),(2)企業や企業環境の違いによるリスクの質の違いとリターンとの関係を手掛かりとして,研究を進めていくこととしていた。
2年間の調査・研究によって,(1)異なった主体間でリスク・リターンをどうシェアするかの問題,(2)あるグループを構成することによってリスクを低めるという側面があること,(3)企業間の関係だけでなく,それら企業の共通の経営基盤となっているインフラストラクチャーに関するリスクをマネージする問題があること,(4)企業にとってのリスクの問題と経営陣にとってのリスクの問題が複雑に絡み合っていること,(5)成長の軌跡をどう描くかが企業のその後の成長と関係すること,などが分かってきた。
これらの発見事項を考慮に入れると,リスクとリターンを考慮に入れたマネジメント・コントロール・システムの構想は,以下の諸点をモデルに組み込んだビジネス・モデルを構築し,これに予測システム,予測とビジネス・モデルおよび環境のモニタリング・システム,対策モジュール,予測改訂システムによって構成すべきであること,リスク隔離の手段を講じておくべきことが指摘できる。ビジネス・モデルに組み込むべき要素は,対顧客,対仕入先,バリュー・チェイン,対競争企業,開発システム,インフラストラクチャーとユーティリティ,社会的環境,ファイナンス,リスクの分担関係などである。
なお,本研究の研究成果の一部は2008年秋刊行予定の著書として公表する予定で,現在執筆中である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] サービスと長期消費型経営資源の管理2007

    • 著者名/発表者名
      小林 啓孝
    • 雑誌名

      会計 171-2

      ページ: 1-14

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] サービスと長期消費型資源の管理2007

    • 著者名/発表者名
      小林啓孝
    • 雑誌名

      會計 171巻2号

      ページ: 1-14

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] リスクとリターンを考慮に入れた管理会計2006

    • 著者名/発表者名
      小林啓孝
    • 雑誌名

      企業会計 58巻9号

      ページ: 4-11

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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