• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

物質使用障害者の家族支援へのトランスセオレティカルモデルの導入に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18653050
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 社会福祉学
研究機関京都府立大学

研究代表者

山野 尚美  京都府立大学, 公共政策学部, 准教授 (90268748)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2008年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード物質使用障害 / 家族支援 / トランスセオレティカルモデル / ソーシャルワーク / 薬物依存 / 薬物乱用
研究概要

Transtheoretical Modelによる5段階の行動変容ステージを踏まえて、薬物依存者の家族を対象とした支援プログラムを開発した。プログラムの内容は、初期介入と中長期支援に分けられる。前者は、変えることが望ましい行動について、気づいていない・変える気がない、「無関心期」、そのうち変えようと思っている「関心期」、すぐにでも変えようと思っている「準備期」の各ステージにある者を対象とするものであり、4回のセッションで構成されている。後者は、行動を変え始めてから6ヶ月未満の「実行期」、行動を変え始めてから6ヶ月以上の「維持期」の各ステージにある者を対象とし、6回のセッションで構成されている。
このプログラムの大きな特徴は、次の3点である。第一は、プログラムに行動変容ステージを導入したことであり、これによりクライアントのステージに応じた支援が可能となる。第二は、家族自身を主たる支援対象と位置づけている点であり、これにより薬物依存者の受診・受療状況や、違法薬物使用の場合の検挙・処罰の状況にかかわらず、プログラムを提供することが可能である。第三は、長期支援の必要性を重視し、既存のピアサポートグループとの協働を重視した内容となっている点である。
薬物依存者の家族に対する支援は、平成20年8月に示された第三次薬物乱用防止5カ年戦略の目標4(4)に記載されているが、これまでのところ国内での継続的支援実績は、ごく限定的なものにとどまっていることから、今後の地域における家族支援実施への本研究の成果の寄与が見込まれる。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 「薬物依存者の家族支援のためのガイドフッター初期介入プログラムの進め方〜」「薬物依存者の家族のためのワークフック〜今すぐあなたにできること〜」を平成21年度中に出版予定である。

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi