研究課題/領域番号 |
18653068
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
相良 順子 聖徳大学, 児童学部, 教授 (20323868)
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研究分担者 |
村田 カズ 聖徳大学, 短期大学部・保育科, 准教授 (70389831)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2008年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 乳幼児 / 対人行動 / 指標 / 観察 / 縦断 / 情報探索 |
研究概要 |
本研究は、0歳から3歳までの集団保育での縦断的な行動観察をもとに、乳幼児の対人行動を予測する行動指標を見出すことを目的としている。 平成20年度は、研究の3年目の最終年度に当たる。研究計画に従い、観察園で1歳児クラスから進級した2歳児クラスの保育室にビデオカメラを2台取り付け、研究者または研究協力者による観察と合わせて週1回、決まった曜日の午後の自由保育場面における乳児の行動を観察した。さらに、この観察と並行して、別の園で3歳児クラスの子どもの観察を週1回、午後の自由遊びの時間に行い、パイロット研究として位置づけた。 2歳児クラスの園児については、1歳台の行動指標として(1)視線(人を見ているのか、ものを見ているのか)(2)視線の移動(何をきっかけに、何に対し、どのくらい頻繁に視線を動かすのか)(3)接触行動(保育士や他児へ自ら接触するか)について分析を行った。視線の向く先と視線移動については、6名の園児を対象に、15ヶ月、18ヶ月、21ヶ月の3時点での行動を分析した。その結果、全体的に月齢が上がるにつれ他児を見る頻度が増加し、保育士と自ら積極的にかかわりをもつことが多くなる傾向が見出された一方で、視線を向ける対象及び視線移動のきっかけという両指標において、15ヶ月時点で人に視線を向けやすい子どもと、ものに視線を集中する子どもが見出され、個人差が大きいことが示された。また、3歳児クラスの子どもの2歳台の行動指標として、接触するものや人、やりとりをした仲間について分析を行った。この結果、ものや人への接触行動は、子どもの関心や執着の仕方の個人差を示す有効な行動指標となることが示唆された。 以上の成果は、平成20年度のISSBD(国際行動発達学会)第20回大会、および日本心理学会と日本発達心理学会のポスター発表や自主シンボジウムの中で発表した。
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