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内観療法とフォーカシングの統合的技法(内観フォーカシング)の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18653075
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床心理学
研究機関学習院大学

研究代表者

伊藤 研一  学習院大学, 文学部, 教授 (60184652)

研究分担者 小林 孝雄  文教大学, 人間科学部, 准教授 (50364740)
三木 善彦  帝塚山大学, 心理福祉学部, 教授 (40073449)
南風原 朝和  東京大学, 教育学部, 教授 (50156246)
研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード内観 / フォーカシング日常化傾向 / 過剰な自己批判の因子 / 病的罪悪感 / 問題とほど良い間合いを取る因子 / 安全感 / 内観療法 / フォーカシング / 統合的使用 / 内観フォーカシング / 統合的技法 / 状態不安
研究概要

伊藤、小林、三木は沖縄で開催された第31回日本内観学会に参加し、「フォーカシング日常化傾向からみた集中内観」という演題で、伊藤が口頭発表者となり発表を行った。概要は、集中内観によって不安が減少し「フォーカシング日常化傾向」が有意に変化することがわかった。すなわち集中内観においても広義のフォーカシング・プロセスは進んでいると考えられる。また「過剰な自己批判の因子」が低下することも意義深い。「迷惑をかけたこと」を思い出すことによる「罪意識」の深化を集中内観ではめざすが、これは決していたずらに自分を責める「病的罪悪感」とは違うことは周知のことである。このことが質問紙によって実証的に示されたといえる。
また、研究代表者と研究分担者に研究協力者の三木潤子を加えて、学会誌「内観研究」に論文を投稿して現在審査中である。主な論点は、フォーカシング指向心理療法の観点からすると、集中内観では「迷惑をかけたこと」の重みが次第に増し、それと向き合うためには「安全感」が感じられていることが重要であるということである。またフォーカシング日常化傾向の集中内観前後の変化を調べた研究からは、集中内観では「問題とほど良い間合いをとる」傾向を大きく増大する力があり、そのこと自体が心理療法的効果をもたらし、「迷惑をかけたこと」に十分に向き合うことをささえることが示唆された。
また12月に研究発表会を行い、伊藤、小林が発表を行った。伊藤は主に今までの研究を概観し、小林は記録内観における内観フォーカシングの意味について発表した。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] フォーカシング日常化傾向から見た集中内観2008

    • 著者名/発表者名
      伊藤研一, 三木義彦, 三木潤子, 小林孝雄, 南風原朝和
    • 学会等名
      日本内観学会第31回大会
    • 発表場所
      沖縄県
    • 年月日
      2008-06-08
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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