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ピコ精度デジタル画像処理型変位計を用いた近距離重力の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18654048
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関立教大学

研究代表者

村田 次郎  立教大学, 理学部, 准教授 (50360649)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード重力 / 万有引力の法則 / ミリメートルスケール / 変位計則 / 画像センサ / 余剰次元の探索 / ブレーン / ビデオ解析 / 変位計測
研究概要

研究2年目となる今年度は,近距離における逆二乗則の検証の他に,等価原理の検証実験に関しても大きな成果を得ることが出来た。万有引力の法則の逆二乗則の検証実験は余剰次元探索を目的としたものであるが,その際にシステムチェクとして計測ずる万有引力定数の物質依存性のデータは,逆に逆二乗則を仮定すると,慣性質量と重力質量の比は物質覧・エネルギーの形態によらず一定であるとする「弱い等価原理]を近距離の重力を用いて検証するデータとなる事が判明した。
初年度に得られた結果を詳しく解析した結果,本プロジェクトで得られた結果はバリオン数に結合する新しい相互作用の結合定数の上限値に対して,既に最も近距離で,最も強い制限を与えることが出来る事があきらかとなった。この結果に触発されて,系統誤差を大きく抑制することの出来る,新たな計測装置を開発した。新装置の導入により,精度を二桁程度向上させることが出来た。
加えて,今後の逆二乗則検証実験の超精密化を目指して,ねじれ秤のワイヤーの材料研究,各種変位計の基礎開発,そしてつりあい位置計測以外の計測原理の研究など,多くの基礎研究を進めるごどが出来た。これらの成果は2回の学会発表を行っている。
以上のように本研究によって近距離重力実験の基礎技術開発において今後の本格的な研究の基礎となる大きな成果をあげることが出来た。今後は本研究の成果を下に,カのつりあいを用いない,新しい原理に基づく実験を進めることで,圧倒的な近距離で余剰次元探索を進めていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ピコ精度画像処理型変位計を用いた近距離での等価原理の検証実験2008

    • 著者名/発表者名
      秦 麻記,村田 次郎, 他
    • 学会等名
      日本物理学会
    • 発表場所
      近畿大学
    • 年月日
      2008-03-25
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] ピコ精度画像処理型変位計を用いた近距離重力実験2007

    • 著者名/発表者名
      秦 麻記,村田 次郎, 他
    • 学会等名
      日本物理学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2007-09-24
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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