研究課題/領域番号 |
18655090
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
山本 隆一 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (10016743)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 高分子機能材料 / 高誘電性ポリマー / 分子内電荷移動 / 誘電体物性 / 高分子合成 / 分極性置換基 / 誘電率 / 光学的性質 |
研究概要 |
主鎖に沿った電荷移動構造及び、ニトロ基やヒドロキシル基等の分極性置換基を有する芳香環系ポリマーを合成した。たとえばジニトロチオフェンやベンゾチアゾール,ピリダジンは電子受容性単位であるのに対して、ジアルコキシベンゼンは電子供与性単位である。そして、この電子受容性単位と電子供与性単位が交互に結合して生成するポリマーは電荷移動構造を持つ。そして、この電荷移動構造及びニトロ基等の分極作用により、同ポリマーには高誘導率が期待される。本年は、この様な分子構造を有する新規ポリマーを、パラジウム錯体を用いるC-Cカップリング重縮合により合成した。得られたポリマーは有機溶媒に可溶であり、キャスト法により良好なフィルムとすることができた。そして、このフィルムについて誘導率を測定したところ、2.5以上の高い比誘導率を示すポリマーがあることが分った。また、ポリマーの電荷移動構造を明らかにする目的で、低分子のモデル化合物を合成し、その単結晶構造をX線回折法により明らかにした。この低分子モデル化合物は長い領域において電荷移動構造を有すると考えられる固体構造を有し、またその固体構造に基づく2次非線形光学発光現象を示した。さらに、分子内電荷移動構造を有するパイ共役高分子で自己集積を行うものについて、大きなFaraday rotationを示すことを見出した。
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