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ゲルマニウム結晶ウェハーの高温加圧加工によるX線用モノクロメーター結晶の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18656017
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用光学・量子光工学
研究機関東北大学

研究代表者

中嶋 一雄  東北大学, 金属材料研究所, 教授 (80311554)

研究分担者 宇佐美 徳隆  東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (20262107)
藤原 航三  東北大学, 金属材料研究所, 助手 (70332517)
研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
キーワード結晶レンズ / 塑性変形 / X線回折
研究概要

本研究では、高温加圧加工法により、X線の一点集光が可能なモノクロメーター用ゲルマニウム結晶レンズを作製することを目的とした。まず、既存の加工装置で、SiやGe結晶ウェハーの高温加圧加工が可能な条件・範囲を精密に決定した。加工温度、荷重、加工時間等をパラメータとして、系統的な加工実験を行った結果、融点近傍の温度において、ゲルマニウム単結晶ウエハーを任意の形状に加工できる条件が明らかとなった。また、面方位の異なるウエハーに対して、それぞれ加工性を調べた。いずれのウエハーに対しても、良好な加工を施せる条件が明らかとなった。高温加圧加工後の結晶に対して、透過電子顕微鏡観察により転位密度の測定を行った結果、より高温で変形した結晶ほど転位の導入量が少なく結晶性がよいことがわかった。
この加工条件をベースに、曲率半径が30mm〜600mmの範囲の、さまざまな焦点距離を持つゲルマニウム結晶レンズの作製を試みた。これらの結晶レンズに対して、光学顕微鏡、電子顕微鏡観察およびX線回折により結晶評価を行い、設計どおりの曲率を有する結晶レンズが得られているか確認した。ウエハーのエッジ部において、変形量が不足する領域が存在するものの、概ね目的の曲率を有するゲルマニウム結晶レンズが得られた。実際にX線を用いて集光試験を行ったところ、ゲルマニウム結晶レンズの曲率に応じた焦点位置において、X線が集光することが確認された。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Si wafers having one-and two- dimensionally curved (111) planes examined by X-ray diffraction2006

    • 著者名/発表者名
      H.Okuda, K.Nakajima, K.Fujiwara, S.Ochiai
    • 雑誌名

      J. Appl. Cryst 39

      ページ: 443-445

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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