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定常流を利用した多孔板吸音材の交通機械への適用研究

研究課題

研究課題/領域番号 18656072
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関京都大学

研究代表者

宇津野 秀夫  京都大学, 工学研究科, 准教授 (00362442)

研究分担者 松久 寛  京都大学, 工学研究科, 教授 (00109034)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード吸音 / 減衰 / 多孔板 / 消音ダクト / 圧力損失 / 交通機械 / 定常流
研究概要

本研究では,まず過去の研究で求められた多孔板の吸音機構を基に,多孔板の吸音特性に関する実験と数値計算を行い,その吸音理論の妥当性を示した.また,多孔板に直交に流れる定常流が加わった場合については,従来のモデルと比べて実験結果とより一致する計算モデルを提案し,その有効性を示した。
また,多孔板が設置された音場を数値解析する手法として,多孔板によって領域が分割されたときの境界要素解析手法,および壁面減衰を含めた境界要素解析手法を提案し,その妥当性を実験結果と比較することで示した.
また,実際の装置への多孔板の適用例として,本研究では空調ダクトの騒音低減を想定し,ダクトを模擬した実験装置を用いて多孔板の消音性能を実験と境界要素法による数値計算で評価した.さらに,広い周波数域で消音効果を持たせるためには,最適流速以上の流速の定常流を流すことと,多孔板の背後空気層の長さを変化させることの2つの手法が有効であることを示し,多孔板を用いてダクトの消音設計が可能であることを示した.
最後に,内部が一次元音場とみなせる直ダクトに多孔板が設置されたモデルに関して,多孔板部分を複数のヘルムホルツ型共鳴器が取り付けられたモデルに置き換えることで,伝達行列法およびモード解析法による音場解析が可能であることを示した.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] 定常流下の多孔板の吸音特性の最適化に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      嶋本淳, 宇津野秀夫, 松久寛
    • 雑誌名

      日本音響学会2006年秋季研究発表会

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 境界要素法による多孔板消音ダクトの音響解析2007

    • 著者名/発表者名
      嶋本淳、宇津野秀夫、松久寛
    • 学会等名
      日本機械学会Dynamics & Design Conference2007
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2007-09-26
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [産業財産権] 消音構造及び消音方法2006

    • 発明者名
      宇津野 秀夫, 松久 寛, 嶋本 淳
    • 権利者名
      京都大学
    • 出願年月日
      2006-09-08
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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