研究課題/領域番号 |
18656109
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
川原崎 雅敏 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (70375517)
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研究分担者 |
杉本 重雄 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (40154489)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ユビキタスネットワーク / コンテキスト理解 / 有害コンテンツ / フィルタリング / 生活習慣病セルフケア / アラートメール / コンテキストアウェアネス / アダプテーション / セマンティックWeb / ユビキタスネットーク / メタダータ / RDF / OWLオントロジー / コンテキストインタプリンタ |
研究概要 |
今年度はセキュリティや医療分野におけるコンテキスト理解とその応用に関する研究を行った。 セキュリティに関しては、Peer-to-Peer(P2P)ネットワークにおいて有害コンテンツの拡散を抑制するフィルタリング技術を提案した。P2Pネットワークには、スパム、ウイルス、不法コンテンツ等の有害コンテンッが流通している。スキルの高いピアは、ネットワーク上を流通するコンテンッを常時チェックし、コンテキストに応じたフィルタリングを行うが、大多数のスキルの低いピアはコンテキストを理解できず、無意識に有害コンテンツをキャッシュしてしまい、著作権侵害やウイルス感染による情報漏洩の原因となっている。本研究では、スキルの高いピアが作成したフィルタを他のピアが共有できるプラットフォームを提案し、シミユレーションによりその有効性を示した。 医療分野への応用としては、携帯電話を利用して、生活習慣病患者のセルフケアをサポートするシステムを開発し、糖尿病患者を対象とした実験を開始した。患者は日々測定した血糖値を携帯電話に記録・送信する。データはサーバに蓄積され、統計的に分析される。サーバは血糖値の動きを統計的に解析し、血糖コントロールが不十分であると注意を促すメールで患者に送信する。このアラートメールを送信するかどうかの判断をコンテキストに応じて行うアルゴリズムを考案し、システムに実装している。
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