配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2008年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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研究概要 |
本研究の最も大きな目的は,社会基盤施設(特に地盤構造物)のリスク評価法を,その精度に応じて分類,体系化することを試みることである.言わば「リスク評価のリスク」を評価することが研究の目的である.特に地盤構造物に関するリスク評価を中心として,作業を行うが,リスク評価手法全般を視野に入れた,取り組みが必要である.研究の第一段階では,地盤工学分野に関係の深い,環境リスク評価,地震リスク評価などの分野のリスク評価の方法を調査,分類し,リスク評価の基本的な方法の体系的整理を計る.その後、他分野のリスク解析の調査、海外調査も実施する。最終的には,リスク評価手法を分類し,その結果の利用方法についても提言する.この研究は次の大規模なリスク評価手法の体系的な展開の萌芽となる. 上記のような最終目標を達成するために,本年度は下記の3つの方面より研究を推進する: 1.一般的なリスク評価手法の調査と整理 2.地盤関連のリスク評価手法の調査と整理 3.海外における社会基盤施設のリスク評価の調査(特に,香港,北欧.) 最終年度である本年は,2)については,地盤調査のリスクマネジメントについての研究をまとめ,また,法律で捕らえられている社会基盤施設のリスクの考え方を研究した.さらに3)については,香港を訪問調査し,斜面リスクの管理方法に関する情報を収集した.なお,本研究で考えた方法論に基いて,大学より文科省の特別教育研究経費(研究推進)に応募し,「リスクに基くアセット総合マネージメントによる社会基盤の戦略的整備意思決定に関する研究」がH.21年度より3年間の計画で採択され,着手している.
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