研究課題/領域番号 |
18658073
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
荒井 克俊 北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 教授 (00137902)
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研究分担者 |
足立 伸次 北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 教授 (40231930)
原 彰彦 北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 教授 (40091483)
山羽 悦郎 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (60191376)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 絶滅種 / チョウザメ / 養殖 / 種苗 / 凍結保存 / 成熟 / 精子 / 雑種 |
研究概要 |
ミカドチョウザメの沿岸捕獲個体は得られなかったが、昨年度広尾水族館より入手した1個体(性別不明)を加えた合計6尾を北大七飯淡水実験所で飼育している。本年度は雄個体(体重11Kg)からLH-Rha注射により国内では初めて精子を得ることに成功した。そこで、同実験所において飼育中のダウリアチョウザメの雌個体(体重80Kg)からLH-Rha注射により得た成熟卵と人工授精を行なった。水温調節の問題から、受精卵の多くが死亡したが、国内で初めて交雑種の孵化仔魚(約50尾)を得ることができ、飼育を継続している。得られたミカドチョウザメの精液の凍結保存も試みたが、解凍後の精子運動比率は低く、さらに検討が必要と思われた。また、昨年度生検(biopsy)により成熟度判定を行なった雌個体(体重38Kg)について、本年度も再度成熟度判定を行なった。その結果、卵巣中の卵母細胞は約3.9mmに達し、黒色素の沈着が十分進行していたことから、本研究終了直後の採卵が見込まれた。さらに、他の雌個体(体重18Kg)についても成熟度判定を行なった結果、卵巣卵は約1.5mmに達していたことから、平成21-22年度に採卵可能となると思われた。引き続き、これら個体の繁殖に向けた飼育を継続する。上記のチョウザメ各種からは、DNAを採取、精製しており、これらから種判別、親子鑑定、性判別を行なうための分子マーカー開発するための準備が完了した。
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