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魚類の樹状細胞を探る

研究課題

研究課題/領域番号 18658076
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 譲  東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (40107412)

研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワードトラフグ / ゲノム / 樹状細胞 / 抗原提示細胞 / B7
研究概要

トラフグゲノムデータベースを検索し,哺乳類の樹状細胞(DC)を含む抗原提示細胞のマーカーであるCD11c,CD40,MHC class IIα鎖に加え,共刺激分子B7ファミリーであるB7-H1,B7-H3,B7-H4の3つの遺伝子を見出した.さらに様々な組織でのこれらマーカー分子の発現を調べたところ,リンパ系や粘膜系の免疫応答関連組織でこれらの発現が確認された.これらのことは魚類においてもこれらの分子を介したDCなどによる抗原提示が行われている可能性を示すものである.そこで,つづいてB7-H分子と魚類のT細胞との相互作用を調べるために,魚類の白血球から精製したT細胞リッチ画分をT細胞特異的なマイトジェンであるPHAで刺激し,昆虫細胞を用いて作製したB7-H分子の組み換え体タンパク質を加えたところ,刺激した細胞でのみB7-H分子との結合が認められた.このことは活性化したT細胞は受容体を介してB7-H陽性細胞と相互作用することを示唆している.つまり,哺乳類の知見と考え合わせるとB7-H陽性細胞はDCを含む抗原提示細胞であることが類推できる.現在はB7-H分子に対する抗体を作製中であり,これを利用することでDCなどの単離が可能になると考えている.
一方トラフグ皮下を抗原で刺激した後,採取した単球様細胞群はDCが持つとされるCD8α鎖,CD40,MHC classII,CD11cやB7-H分子を発現しており,少なくとも抗原提示能に関わる細胞を含んでいることがあきらかになった.

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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