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海綿由来の細胞毒性ペプチドをモデルとしたイオンチャネル分子の創製

研究課題

研究課題/領域番号 18658082
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 水産化学
研究機関東京大学

研究代表者

松永 茂樹  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60183951)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード細胞毒性 / ペプチド / イオンチャネル / 化学合成 / モデル
研究概要

N末端が適切に修飾されたgramicidin A・2倍長分子の調製Gramicidin Aが二重膜を貫通するためにはN末端同士が直列に結合して二量化する必要があること、および、C末端領域に位置するトリプトファン残基が、二重膜と媒質の水の間の境界面における相互作用を通して、β-ヘリックスの形成に重要な役割を担っていることに基づき、gramicidin Aと逆配列gramicidin A(retro-gramicidin A)を結合したペプチドをデザインした。また、ペプチドが溶液から二重膜に移行するためには疎水性の性質が求められるため、N末端はpolytheonamide由来のβ-ケト酸を結合させることとした。また、C末端はgramicidin Aが境界面に滞在することがら、その構造が有効であることが実証されているエタノールアミンを配置することとした。前年度と同様に、様々な条件を用いて37残基ペプチドそのものを固相合成により調製することを試みた。おおよそ予想されたサイズの分子が合成されていることがわかったが、得られた混合物の生成が著しく困難で、期待したペプチドを単離することはできなかった。そこで、逆配列gramicidin Aをまず合成し、別途gramicidin Aの酸処理によりdesformylgramicidin Aを調製し、両者を化学的に結合させた。16残基ペプチドのretro-desformylgramicidin Aは、Fmoc法を用いるペプチド合成により良好な収率で調製することができた。今年度は、N末端がFmocで保護された目的ペプチドの保護基を除去した後に、β-ケト酸との縮合を行った。Fmoc修飾体は細胞毒性を示さず、目的ペプチドも同様に細胞毒性を示さなかった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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