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プレフォーム型エンドレインドエアーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18658091
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関宮城大学

研究代表者

北辻 政文  宮城大学, 食産業学部, 准教授 (30195268)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードプレフォーム型AE剤 / フライアッシュ / 耐凍害性 / 気泡間隔係数 / 未燃カーボン / プレキャスト製品 / 高流動コンクリート
研究概要

フライアッシュは資源の有効利用およびアルカリシリカ反応対策の観点から利用の拡大が期待されている。しかし,フライアッシュコンクリートはフライアッシュに含まれる未燃カーボンがAE剤を吸着し,コンクリートの空気量を適正に管理することは難しいため,耐凍害性が低下する危険性がある。そこで本研究では,未燃カーボンの影響を受けにくいムース状のプレフォーム型AE剤を用いて,微細な空気泡を混入することにより,耐凍害性を高めることを試みた。研究の結果,以下のことが明らかとなった。
1)プレフォーム型AE剤はムース状の微細泡の集合体であり,普通コンクリートに使用した場合,コンクリートのフレッシュ性状,強度特性および耐凍害性は,普通AE剤と同等かそれ以上である。
2)プレフォーム型AE剤はフライアッシュに含まれる未燃カーボンの影響を受けにくく,フライアッシュ置換率30%までは空気量とAE剤使用料は比例関係にあり,空気量のコントロールが容易である。
3)フレッシュコンクリートの空気量が同じ場合,プレフォーム型AE剤を用いたコンクリートの気泡間隔係数は普通AE剤を用いたコンクリートに比べて小さい。このため,耐凍害性が高い。
4)プレフォーム型AE剤を高流動コンクリートへ用いた場合,その効果がより大きく,少ない空気量(2%台)でも耐凍害性が確保できる。
5)プレフォーム型AE剤を用いたフライアッシュプレキャスト製品は,製造時の脱泡量が少なく,さらに製品の肌面も綺麗に仕上がる。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] FAコンクリートへのプレフォーム型AE剤の適用に関する基礎的研究2007

    • 著者名/発表者名
      北辻政文・青山宏昭・小川誠一郎
    • 雑誌名

      日本コンクリート工学年次論文集 29

      ページ: 207-212

    • NAID

      110009696763

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 高流動FAコンクリートへのプレフォーム型AE剤の適用に関する基礎的研究2007

    • 著者名/発表者名
      北辻政文・青山宏昭・小川誠一郎
    • 学会等名
      (社)土木学会 第62回年次学術講演会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2007-09-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] FAコンクリートへのプレフォーム型AE剤の適用に関する基礎的研究2007

    • 著者名/発表者名
      北辻政文・青山宏昭・小川誠一郎
    • 学会等名
      (社)コンクリート工学協会 コンクリート工学年次大会
    • 発表場所
      江陽グランドホテル(仙台市
    • 年月日
      2007-07-11
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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