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水産系未利用資源を利用した高機能性鶏卵・鶏肉の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18658103
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 畜産学・草地学
研究機関北里大学

研究代表者

東 善行  北里大学, 獣医畜産学部, 助教授 (90137901)

研究分担者 萬田 富治  北里大学, 獣医畜産学部, 教授 (20348593)
研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードペクテノロン / ホタテ生殖腺 / カロテノイド / 抗酸化力価 / 抗酸化作用
研究概要

1.ホタテガイ卵巣および粉砕・乾燥処理後のペクテノロン濃度の解明
ホタテガイ卵巣は全量の10〜20%占めており、水分含量80.6%、カロテノイドおよびペクテノロン濃度は29.3および15.7dry mg%であった。これらの粉砕。乾燥処理したホタテガイ卵巣調製物の水分は7.9%、カロテノイドおよびペクテノロン濃度は17.6および9.0drymg%であることが明らかにされた。
2.ホタテガイ卵巣調袋物添加飼料(ペクテノロン含量0、0.19、0.4および1.105mg%)給与による鶏卵および鶏肉へのペクテノロン移行の解明
ペクテノロン給与量が高い区ほど卵黄色が増し、飼料中のペクテノロンが卵黄へ集積し、その色調を改善していることが明らかにされた。ペクテノロンは橙色を呈するカロテノイドであり、ペクテノロンの卵黄への集積により、卵黄色が黄色から鮮やかな橙色を呈しているため、卵黄の色調の改善を図るのに非常に適した物質であることが示唆された。一方鶏肉(胸肉およびもも肉)中のペクテノロン濃度は、いずれの添加区においても検出されず、鶏肉にはペクテノロンは移行しないことが明らかにされた。
3.ペクテノロンの抗酸化力価の評価
ペクテノロン含有脂質(卵黄由来:ペクテノロン濃度4.2mg%)、β-カロテン、α-トコフェロールおよびアスコルビン酸の酸化抑制率を比較した結果、ペクテノロン含有脂質の酸化抑制率は、他の抗酸化物質と比較してより高い数値を示した。本実験の評価に用いたサンブルのペクテノロン濃度が4.2mg%という純度であったにもかかわらず、他の抗酸化物質よりも高い活性が認められたことから、ペクテノロンが持つ抗酸化力は非常に高いことが推察された。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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