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ポリフェノールの媒介する新しい情報伝達機構の解明と細胞機能

研究課題

研究課題/領域番号 18658136
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関岐阜大学

研究代表者

長岡 利  岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (50202221)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードアポリポタンパク質A-I / エストロゲン / HepG2 / レスベラトロール / エストロゲン受容体 / クロマチン免疫沈降 / ポリフェノール / コレステロール / 植物エストロゲン
研究概要

抗動脈硬化因子のアポリポタンパク質A-I(apoA-I)は、長寿関連遺伝子であり、その転写調節機構の解明は、健康長寿に関連する食品成分の発見や抗動脈硬化作用を発揮する医薬品開発に重要である。しかし、その転写調節機構の詳細は、未だ不明な点が多い。
抗動脈硬化因子のapoA-Iレベルは、エストロゲンなどのホルモンにより変動することが知られ、植物エストロゲンでも同様な活性が期待される。これまで当研究室では、ヒト肝ガン由来株化細胞であるHepG2細胞における、ゲニステインやレスベラトロールによるヒトapoA-I遺伝子の転写活性化機構について報告してきた。本研究では、レスベラトロールなどの植物エストロゲンのアポリポタンパク質遺伝子発現に対する影響を転写レベルを含めて解析した。
検討の結果、エクオール、バチカノールBがapoA-I分泌を有意に上昇させることを明らかにした。レスベラトロール添加により誘導されたapoA-I遺伝子転写活性化は、レスベラトロール添加後、24時間で誘導され、その誘導はapoA-I遺伝子プロモーターの-202〜-198領域、-210〜-206領域が重要であることを、CAT分析やゲルシフト分析で確認した。さらに、クロマチン免疫沈降法により、レスベラトロール添加により誘導されるapoA-I遺伝子転写活性化時には、apoA-I遺伝子プロモーターのエストロゲン応答領域へのエストロゲン受容体αの結合が、対照と比べて、1.82倍多いことを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Effects of dipeptides having a C-terminal lysine on the cholesterol 7α-hydroxylasemRNA level in HepG2 cells.2007

    • 著者名/発表者名
      Satoshi Nagaoka
    • 雑誌名

      Biosci. Biotech. Biochem. 71

      ページ: 821-825

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] A novel regulatory pathway for cholesterol degradation via lactostatin.2007

    • 著者名/発表者名
      Satoshi Nagaoka et al.
    • 雑誌名

      Biochem. Biophys. Res. Commun. 352

      ページ: 697-702

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] Lactostatin (IIAEK) and SPHP : New Cholesterol-Lowering Peptides Derived from Food Proteins. In "Dietary Fat and Risk of Common Diseases"2006

    • 著者名/発表者名
      Satoshi Nagaoka et al.
    • 出版者
      American Oil Chemist's Society (AOCS) Press
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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