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腹腔マクロファージの泡沫化に関わる遺伝変化の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18659018
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関東京大学

研究代表者

新井 洋由  東京大学, 大学院薬学研究科, 教授 (40167987)

研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードマクロファージ / 動脈硬化 / 泡沫化
研究概要

動脈硬化の病巣に集積するマクロファージのモデルとしてマウスから単離した腹腔マクロファージにリポソームを添加し、泡沫化を引き起こした。この泡沫化に伴い、通常増殖性の見られないマクロファージが増殖性の高い細胞へ形質を転換することを見出した。そこで次に、この形質転換を引き起こす遺伝子を探索するため、DNAマイクロアレイにより遺伝子発現変動を経時的に解析した。その結果、リポソーム添加前と比較して、発現量が3倍以上となる遺伝子を173個、8分の1に低下する遺伝を181個同定した。その中から更に、分泌蛋白質あるいは膜表面蛋白質に着目し遺伝子の絞り込みを行い、RT-PCR法によりリボソームを添加後のマクロファージの遺伝子の発現上昇を確認した結果、5個の遺伝子において有意な発現増加が確認した。更にこれらのターゲット蛋白質に対する抗体を作成し、蛋白レベルでの発現上昇を調べたところ、増殖性の高い細胞において発現上昇が確認された。
次に、これらの遺伝子が実際の動脈硬化巣で発現していることを確認するため、動脈硬化モデルマウスであるアポEノックアウトマウスにおける発現を調べた。コレステロール負荷食を与え動脈硬化巣を引き起こしていることを確認後、レーザーキャプチャーマイクロダイセクション法により動脈硬化巣を単離し、RT-PCR法により発現を検討した。この結果、病巣部においても高発現していることが分かった。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Increased cholesterol biosynthesis and hypercholesterolemia in mice overexpressing squalene synthase in the liver.2006

    • 著者名/発表者名
      Okazaki H
    • 雑誌名

      J. Lipid. Res. 47

      ページ: 1950-1958

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Efflux of sphingomyelin, cholesterol and phosphatidylcholine by ABCG12006

    • 著者名/発表者名
      Kobayashi A
    • 雑誌名

      J. Lipid. Res. 47

      ページ: 1791-1802

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Regulation of hepatic cholesterol synthesis by a novel protein (SPF) that accelerates cholesterol biosynthesis2006

    • 著者名/発表者名
      Shibata N
    • 雑誌名

      FASEB J. 20

      ページ: 2642-2644

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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