研究課題/領域番号 |
18659081
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | (財)大阪バイオサイエンス研究所 |
研究代表者 |
古川 貴久 大阪バイオサイエンス研究所, 発生生物学部門, 研究部長 (50260609)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | マイクロRNA / 肢芽形成 / let-7 / lin-41 / 非翻訳配列 |
研究概要 |
本研究ではまず、機能解析が比較的進んでいる初めに報告されたマイクロRNAの一つであるlet-7とそのターゲットlin-41に注目した。我々は四肢の形成に関与する分子を同定しそのメカニズムを明らかにすることを目的として、degenerate RT-PCR及びマイクロアレイを用いたスクリーニング、四肢や骨・軟骨に特異的なコンディショナルノックアウトマウスの作製を行っている。スクリーニングの一つとして、ニワトリ胚の軟骨から抽出したRNAを材料としたdegenerate RT-PCRによるスクリーニングを進める過程で、マイクロRNA let-7のターゲットとして線虫でクローニングされたlin-41のニワトリ・マウスでの相同遺伝子が肢芽にかなり特異的に発現を持つことを見いだし、その機能解析を行った。 1.ニワトリおよびマウス個体におけるlin-41の機能解析ニワトリ肢芽にウイルスまたはエレクトロポレーションの手技を用いたlin-41過剰発現・遺伝子ノックダウンを行った。その表現形を形態学的および分子的に評価したが、明らかなものを同定することは出来なかった。同時にノックアウトマウス作製のためにゲノム配列のスクリーニングを行ったが、目的の領域を得ることが出来ず、断念した。現在は、いくつかのプロモーターを使用してのトランスジェニックマウスを作成中であり、その完成を待って解析にうつる予定である。 2.四肢形成関与するマイクロRNAのスクリーニング〜骨軟骨形成に関与する遣伝子の発現制御についてマイクロアレイを使用したスクリーニングによって、骨軟骨形成に関与すると考えられる新規遺伝子を複数同定した。骨芽細胞分化・間葉細胞凝集・軟骨細胞分化に関与する結果を得たものについて、その発現制御にマイクロ1郡RNAが関与する可能性を検討している。
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