研究課題/領域番号 |
18659165
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
下山 克 弘前大学, 医学部・附属病院, 講師 (50312492)
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研究分担者 |
中路 重之 弘前大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10192220)
福田 眞作 弘前大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60261450)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | Helicohactar hepaticus / 慢性C型肝炎 / H. hepaticus / 慢性肝炎 / 肝細胞癌 / H.hepaticus / 胆道疾患 |
研究概要 |
平成19年度まで行ってきたHelicobacter hepaticusの特異的抗原(HH-15)とその抗原を認識する特異的な抗体測定系を用いてantigen-capture ELISAとウエスタンブロットによる血清抗H. hepaticas抗体の測定を行った。とくに、慢性C型肝炎患者においてH. hepaticus特異抗原を認識する抗体が陽性である場合に肝細胞癌の発生が多いことが分かった。しかしながら、肝炎そのものについては抗体陽性であることは増悪因子ではないと考えられた。これらののことについて第16回欧州消化器病学会で成績を公表し、Best poster presentationにノミネートされた。 また、これまでELISAにより測定した抗体価についての結果を、対象となる血清をH. hepaticus菌体破砕物で処理して陰性対照となる血清を作成し、それらの血清から得られた成績をカットオフとして結果を再検討し、胆管疾患、膵臓癌患者でも陽性率を調べた。また、研究の過程において、Helicobacter bilisの混合感染の頻度が高い可能性が出てきたため、H. bilisについてもモノクローナル抗体の作成に取り掛かった。 H. hepaticus特異抗原(HH-15)に特異的な抗体を検出・測定する方法について感染マウスを用いて検討し、ヒト血清での使用の可能性を含めて「Helicobacter」誌に公表した。
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