研究課題/領域番号 |
18659198
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
熊谷 俊一 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00153346)
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研究分担者 |
河野 誠司 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (20351512)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 酸化ストレス / マイクロRNA / SS-A |
研究概要 |
本研究では、酸化ストレスの病態における新たなRNA干渉因子(miRNA)の関与を明らかにし、miRNAによる酸化ストレスの新たな診断法の開発およびRNA干渉を用いた治療法の可能性を明らかにする。そのために、1.酸化ストレスに対するmiRNAの発現プロファイルを解析し、過酸化水素や紫外線(UV-B)による酸化ストレスに特異的なmiRNAを同定、2.siRNA法などを用いて、1.で同定されたmiRNAの発現量を調節し、これらのmiRNAにより制御を受ける下流分子を同定し、3.また我々の確立した酸化ストレスモデルであるSS-A/Ro52の酸化ストレスによる細胞内局在変化に関与するmiRNAの同定、を行った。 本研究では、157種類のmiRNAの発現量をquantitative stem-loop RT-PCR法で定量化することにより、各種酸化ストレス下でのmiRNAの発現のプロファイリングを行った。ヒト唾液腺由来HSG細胞に各種の酸化ストレスを加えてmiRNAの発現のプロファイリングを3セット行ったところ、共通してUV-B刺激で有意に発現が増幅されるmiRNAを複数同定した。これらのmiRNAについて細胞株・組織を超えて同じ傾向が見られるか現在確認中である。その他の酸化ストレスについても特異的なmiRNAの変化が認められるかも検討中である。 今後は本研究を活かし、2、3の目標についても研究を進め、酸化ストレスの分子機構の解明と、その診断・治療への応用につなげてゆく。
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