研究課題/領域番号 |
18659209
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
坂井田 功 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80263763)
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研究分担者 |
寺井 崇二 山口大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00332809)
内田 耕一 山口大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (80397992)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 癌 / 再生医学 / 応用動物 / 発生・分化 / 癌幹細胞 / メダカ / ゼブラフィッシュ / TG / HHM |
研究概要 |
我々の今までの解析よりHLH型転写制御分子HHMがヒト前癌性病変におけるマーカー蛋白になる可能性があり、HHM蛋白の発現制御、その機能解析を行っていくことで肝発癌における"肝幹細胞"と"癌幹細胞"の違いについて明らかにできると考え研究を進めてきた。また新規化合物の化学構造の解析だけでは生体内における薬物動態、効果の評価は困難であり新たな薬物スクリーニングシステムの開発が必要であると考えた。マウス、ラットの系は個体が大きく、多種の新規化合物を用いた大規模な抗癌物質のスクリーニングには不向きである。その問題点を解決するため、我々はヒトと同じ小型の脊椎動物であるメダカモデルを用いて肝発癌モデルを作成することで新たなスクリーニングシステムを構築したいと考え研究を行なった。今年度は研究成果として、HHMと同じHLH型転写制御分子のId2の肝星細胞の増殖・制御機構の解析を行なうとともに、メダカモデルを用いて肝硬変モデル、肝線維化モデルを確立し、その成果をアジア太平洋肝臓会議、アメリカ肝臓学会で報告した。これらのモデルは肝発癌を誘導する周辺環境の誘導モデルになると考える。
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