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血管新生制御による肥満・メタボリックシンドローム治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18659221
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関東京大学

研究代表者

永井 良三  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60207975)

研究分担者 眞鍋 一郎  東京大学, 大学院医学系研究科, 科学技術振興特任教員 (70359628)
研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード糖尿病 / 循環器・高血圧 / トランスレーショナルリサーチ / バイオテクノロジ / メタボリックシンドロー / 肥満 / 血管新生 / 慢性炎症
研究概要

本研究計画では脂肪組織の分化・肥満における血管新生の役割を明らかにすることと、この分子機構に介入することにより肥満や脂肪細胞の肥大化・機能障害を抑制する手法を開発することを目的とする。そのため、本研究計画では脂肪細胞の発生や肥満における血管新生の意義を研究するとともに、肥満から脂肪機能異常の各段階における血管の役割に合わせた血管新生に対するインターベンションを行い、その作用を検討し、肥満の抑制と脂肪細胞機能の改善を目指した新規治療法の基礎的知見を得ることを目標とする。特に我々が最近開発した共焦点レーザー顕微鏡を応用した新しいイメージング手法により、脂肪組織の観察を行い、脂肪組織の機能変化と血管新生の相互作用、またインターベンション法の効果を明らかとすることを目的として研究を行った。その結果、血管新生が脂肪組織の肥満に必須であること、抗VEGF(内皮細胞増殖因子)抗体によって血管新生を抑制すると脂肪細胞新生が抑制され、耐糖能など代謝が改善することを見いだした。また、脂肪新生が血管新生と同時に起こるadipo-/angiogenic cell clustersのメカニズムを初めて発見した。adipo-/angiogenic cell clustersのメカニズムはdb/dbやIRS2ノックアウトマウスといった肥満も出るマウスだけでなく、高脂肪食負荷による肥満でも共通して認められた。また、肥満に伴いマクロファージが多数浸潤すること、また、ROS産生など炎症変化を示唆する所見を見いだした。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Targeted disruption of AdipoR1 and AdipoR2 causes abrogation of adiponectin binding and metabolic actions.2007

    • 著者名/発表者名
      Yamauchi T
    • 雑誌名

      Nat Med 13・3

      ページ: 332-339

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Adipogenesis in obesity requires close interplay between differentiating adipocytes, stromal cells and blood vessels2007

    • 著者名/発表者名
      Nishimura S
    • 雑誌名

      Diabetes

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Overexpression of Monocyte ChemoattractantProtein-1 in Adipose Tissues Causes Macrophage Recruitment and Insulin Resistance.2006

    • 著者名/発表者名
      Kamei N
    • 雑誌名

      J Biol Chem 281・36

      ページ: 26602-26614

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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