研究課題/領域番号 |
18659272
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小川 佳宏 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (70291424)
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研究分担者 |
由良 茂夫 京都大学, 医学研究科, 助手 (60335289)
安田 和基 国立国際医療センター, 部長 (80311611)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 子宮内胎仔発育遅延 / レプチン / 脂肪組織 / カロリー制限 / 生活習慣病 / 遺伝子発現 |
研究概要 |
申請者らは既に、子宮内胎仔発育遅延(IUGR)のモデルマウスを世界に先駆けて確立し、このマウスでは新生仔期に認められるレプチンサージが早期にシフトすること、これにより成獣期の高脂肪食負荷により発症する生活習慣病に対する易感受性がもたらされることを証明した。以上のように、レプチン産生が大きく変化する新生仔マウスの脂肪組織において既にダイナミックな変化が想定される。申請者らは、この脂肪組織の変化が成獣期のカロリー制限においてももたらされる脂肪組織の変化と同様の変化をきたす可能性を想定している。本研究では、DNAマイクロアレイ解析により、IUGRマウスの新生仔期の脂肪組織とカロリー制限により体重減少を認めた成獣期マウスの脂肪組織における遺伝子発現プロフィールを網羅的に検討した。カロリー制限あるいは自由摂餌妊娠マウスより産まれたIUGR新生仔マウスの脂肪組織と8週齢雄性C57BL/6マウスに30%のカロリー制限を2週間施行したカロリー制限群、自由摂餌群、カロリー制限後の再摂餌群より得られた内臓脂肪組織を用いてDNAマイクロアレイ解析を施行した。レプチンサージ前のIUGR新生仔マウスと成獣期カロリー制限群の脂肪組織に共通してTCAサイクルや脂肪分解経路に関与する遺伝子の発現亢進が認められた。更に、糖新生に関連する遺伝子発現の低下とグリコーゲンあるいは脂質の合成に関する遺伝子発現の亢進が認められた。これらの遺伝子発現変化の多くは、レプチンサージ後あるいはカロリー制限後の再摂餌により自由摂餌群(対照群)と同程度に回復した。以上より、レプチンサージ前のIUGR新生仔マウスと成獣期カロリー制限マウスの脂肪組織における遺伝子発現プロフィールは類似していることが明らかになった。
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