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抜去毛に付着する色素幹細胞および毛包上皮幹細胞に着目した有色皮膚再生技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18659316
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関金沢大学

研究代表者

西村 栄美  金沢大学, がん研究所, 教授 (70396331)

研究分担者 柴田 雅彦  北海道大学, 大学病院, 助手 (80301886)
研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード幹細胞 / 角化細胞 / 色素細胞 / 移植 / 抜去毛 / ヒト / 外毛根鞘 / マウス
研究概要

本研究では、機能的に正常皮膚に近い3次元培養"有色"皮膚を作成し、潰瘍や熱傷後の皮膚欠損の治療に利用することを目標として研究を開始した。抜去毛に付着する細胞集団を用いて、皮膚を3次元構築し再生医療に用いることが現実的に可能であるのかどうかを検討した。マウスでは、約30本ほどに一本ほどの割合で抜去毛に色素幹細胞様の細胞(Dct-lacZトランスジェニックマウスの皮膚毛包内においてX-gal染色陽性の細胞)の付着が少数ながらみられた。このことからも、色素幹細胞周囲に位置する毛包バルジ領域の角化細胞も付着していると考えられた。しかしながら、ヒト頭髪、腋毛などの硬毛に付着する外毛根鞘細胞を調べたところ、毛包内バルジ領域の毛包上皮幹細胞に特異的に発現するサイトケラチン15陽性細胞は、殆ど認められなかった。次に、ヒトの抜去毛に付着する細胞を角化細胞の培養液やフィーダーを用いて試験管内で増やすことを試みた。抜去毛由来の外毛根鞘角化細胞と色素細胞は、ともにin vitroでの増殖は遅く、現在の培養技術では3次元培養皮膚を作製するのに十分な量を得るのは困難であると考えられた。ヒトの抜去毛においては、再生能力の高い角化細胞がほとんど付着していないことが原因として考えられた。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Melanocortin-1 signaling in UV induced pigmentation : molecular mimicking and skin protection.2006

    • 著者名/発表者名
      D'Orazio J.A., Nishimura E.K., Fisher D.E.
    • 雑誌名

      Nature. 443・7109

      ページ: 340-344

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] c-Met expression is regulated by mitf in the melanocyte lineage.2006

    • 著者名/発表者名
      McGill G.G, Nishimura, E.K, Fisher D.E.
    • 雑誌名

      J Biol Chem. 14;281

      ページ: 10365-10373

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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